フリゲ「メビウスの迷宮」
ゲームの概要
デッキ構築型ローグライクカードゲーム。
同じタイプのゲームでは「Slay the Spire」が一番有名であろう。
まず、このゲームを始めるとキャラと難易度の選択をすることになる。
キャラクターは4人、難易度はビギナーとベテランの二種類がある。
ビギナーはローグライクカードゲーム初心者に優しい難易度。
ベテランは反対にシビアな難易度設定になっており、この手のゲームが得意なプレイヤーも楽しめると思う。
キャラクターにはスキルという概念があり、4人それぞれが別のスキルを習得できる。
これらのスキルを計画的に取らないと苦戦する可能性が高く、戦略性が高くなっている。
戦闘に関しては敵が強く、HP、攻撃力、防御力が高めに感じた。
その為、攻撃力が一定の水準以上ないとジリ貧になりやすい。
また、1つの章でのマスの種類と数は決まっていてルート選択のランダム要素は低い。
なので、毎回同じ行動をすれば、おおよそ同じようなデッキとスキル構成に寄せられるので安定しやすい。
Slay the Spireでも、HPは大切だがこちらのほうが回復する方法が少なくより大事。
その為、防御系カードの重要性が高く便利なものを優先して取るといいだろう。
メビウスの迷宮の特徴
覚醒
dustという数値が4溜まると次に使うカードの能力が大幅に上がる能力。
基本は1コストでdust+1を得ることができるので攻防に使ったり、温存して次のターンに回したりして、戦いを有利に進めよう。スキル制度
カードの効果以外での戦闘能力で、戦闘やイベントで得た【SP=スキルポイント】を使ってスキル取得ができる。
ほかの類似ローグライクカードゲームだと、大体アーティファクトなどと呼ばれて扱われている。敵は一体のみ
ほかのローグライクカードゲームでは多数との戦闘が見受けられるがこのゲームは1VS1しかない。
代わりに強敵やボスはなかなか手強く、緊張感のある戦闘ができる。
あとは戦闘に集中できるので、戦闘結果を計算しやすく楽しみやすい。ストーリーがある
キャラクターそれぞれにストーリーが存在する。
これはゲーム本編とは別のEXTRA項目にて視聴が可能。
ほかにもEXTRAにはカード一覧や、リザルト履歴なども存在する。
総評
絵が綺麗で見やすく、内容としても非常に手堅くまとまっている作品。
カードの効果もわかりやすく理解もしやすい。
この手のゲームとの差別化としてスキルシステムがあり、どのスキルをどこでどの順番で取るかなどの戦略性がある。
ストーリーも存在し、こちらはゲームとは切り離されているからプレイ時にストレスを感じることがなく良かった。
カードはすべてが最初から開放済でプレイごとの解禁要素がない部分も、手軽に遊べるいい塩梅だと感じた。
しかし、敵のHPが高く攻撃も防御もこちらのカードと比較すると高く感じたり、厳しい場面が多い。
また、ターン経過で攻撃力が強化される等の厳しい場面が多々あり、プレイの幅が狭く感じた。
出現するイベントマスは決まった種類と数しか配置されず、SPも決まった数しか入手出来ず取得するスキルもおおよそ決まってくる。
本当にランダムな部分は
[敵撃破時の入手カード、商店のカードとアイテム]
[最終ボス以外でエンカウントする敵の種類]
[3つ提示されるイベントマスの出方]
に集約されるので、そういった部分を許容できるかどうかで評価が変わる。
パターン作成に楽しみを見いだせる人、カードゲームが好きだけどSlay the Spire等をやったことがなく興味がある人向けのゲーム。
フリーゲームなので手軽に遊べるので、興味がわいたら是非プレイしてほしい。
ダウンロード先
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