在宅鍼灸師の為のキャリアデザイン~みんなどうしてる?学生時代・働いてからの勉強~HAMTライターの勉強法をご紹介③
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みなさんこんにちは! キャリアデザイン担当山ちゃんこと山田剛寛です!
このメルマガは主に鍼灸学生さんや社会人1~3年目の鍼灸マッサージ師さんを対象にしています。
今回はHAMTライターの学生時代・社会人になってからの勉強法や情報収集法についての最後の投稿になります。
〇のぶ@養生系在宅医療鍼灸師
〇鍼灸師を志したきっかけは何ですか?
大学ではトレーナーについて勉強していましたが、勉強を続ける中で、西洋医学の領域では行き届かないことが多いと感じました。
そこでセルフケアをもっと勉強したい!という思いから東洋医学に興味を持ったのがきっかけです。
〇鍼灸学生時代の勉強について
アルバイト後の夜や休日に勉強の時間確保をしていました。
勉強で心掛けていたことは、とにかく数をこなす!という事でした。
バイトの合間や通学の合間など、細かい時間を使ってひたすら過去問等の勉強していました。
他にテスト期間は友達と問題を出し合っていました。
複数人で問題を出し合うと、自分がわからない部分、躓いている部分に気が付き助かりました。
〇学生時代の勉強会参加について
学生時代から経絡治療学会に参加していました。東洋医学の基礎を大事にしていると感じたのが選んだきっかけです。
教科書の内容をより実践的に勉強でき、親和性を感じました。
〇東洋医学が苦手な学生さんもいらっしゃると思います
東洋医学の勉強は論より証拠で、これはこうゆうもの、と受け入れるのが秘訣でしょうか。
疑問を追及しすぎて袋小路に入ると混乱します。東洋医学は何千年もかけて積み重ねられた経験則を学問としてまとめ上げ、統計学的に集約された学問です。
西洋医学はエビデンスに基づく医学なので概念が異なります。
東洋医学を理解する為、自分は体を使って養生法を取り入れ、効果を実感したものを実践していきました。
〇社会人になってからの勉強方法を教えて下さい
仕事が臨床の勉強になっています。治療を通じて勉強になっています。
自分では効果が感じられたが、患者さんからはどう感じているか?など
実践して効果を積み重ねる事で、自分の経験値が上がりました。
以前の勤め先では、複数スタッフで訪問している患者さんもいらっしゃいました。
複数スタッフで訪問している患者さんの場合は、他スタッフに治療方法を聞いて自分に取り入れて勉強になりました。
しかし、ローテーションで治療していると、自分の治療効果が分かりにくいと感じ、今は一人で継続的に患者さんと向き合える働き方を選んでいます。
その他情報収集として、社会人になってからは明鍼会を通じて技術の勉強会に参加していました。
〇学生さんへのアドバイス
実技の授業では、どんどん考えながら学生さん同士で触れあってほしいです。
実際の治療の延長戦として実技の授業を捉えると、資格取得後に役立ちます。
社会人になると、答えは現場にあります。それを補うのが書物であり、現場で吸収する姿勢です。そのため、学生のうちから実践、行動する習慣が大切になります。
また、学生のうちから積極的に治療を受けましょう。患者さんとして治療を受け、質問をしてみると卒業後の働き方のイメージが付きやすくなります。
国家試験はスタートラインにすぎません。
〇職場選びのアドバイスを教えてください
休みの時間を確保することですね!ストレスをためない職場選びをお勧めします。
自分自身が心身ともに健康でいられるからこそ、患者さんの治療ができると思います。
〇伝えたいこと・気を付けたほうがいいこと
患者さんの不調を改善する、喜んでもらえるためには鍼灸にこだわらないことも必要だと思います。
いろいろな方法で喜んでもらうこと。養生法や生活のアドバイスなど、方法はいろいろあります。
鍼灸にこだわると視野が狭くなりがちで、結果がでにくいと感じました。
鍼灸を好きになりすぎない、万能ではないということを知る事です。
どうやって好きなことを続けられるか?を考えてほしいと思います。
鍼灸師は引退がなく長い臨床経験になりますので気楽に、自分の健康も気を使ってほしいですね。
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