真・神の血に溺れる~ヴィンライフ・サガのオマケ 8月第4週 戦争の時間だ!
カクヨムで連載中の農業ワインエッセイ『真・神の血に溺れる~』のオマケ画像です。
読みに来てくださった皆様ありがとうございます。
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前回は新しい畑の開拓風景でしたが、今回は殺伐とした話になります。
戦争、戦いの始まりです。
もう1つのブドウ畑が真っ黒になって熟し始めているので収穫が楽しみなほど状態が良いです。
が、ある日この惨状を目にしてしまいました。
上の画像はすでに直した後ですが、近くで見るとこんな房もあったり
不幸中の幸いで、ここまで酷いのは畑のほんの端っこの一区画、その中の数房程度でした。
まだ完全に熟していないから傘紙を破り捨てて1粒2粒、それを200房ほどでしょうかね。
破り捨てられた傘紙を直しながら怒りゲージが振り切れました。
近くの山の木々から聞こえる嘲笑うかのような鳴き声……カラス共です!
ここに、連中との戦争の火蓋が切って落とされたのです。
翌日、武器を買ってきました。
火薬で音が鳴るだけのおもちゃですがね(笑)
そして、見せしめです。
昔の人は本物の死体をぶら下げたそうですが、こいつはレプリカです。
近くで見ても本物にしか見えないほど精巧な作りです。
非農家には狂気を感じるらしいです(笑)
で、この翌日ですが、昼間のクソ熱い時間に畑に出る人間はほぼいません。
特に今年は長い酷暑が続いていますからね。
普通の人間と他の農家が昼休みの時間に見回りに行きました。
いましたね、ヤツラの大群が。
狡猾なヤツラは人間のいない時間帯を見計らって襲撃に来ていました。
ただ、ヤツラもまさかこんな時間に畑に出てくるイカれた人間がいるとは想定していなかったのでしょう。
ヒャッハー!
世紀末のモヒカンになった気分で、薬莢が空になるまで空砲をぶっ放します。
奇襲を喰らったヤツラは方々に逃げ惑って撃退できました。
この時は電光石火の攻撃が必要だったので画像を取り忘れましたが。
見せしめの場所が悪かったからか、ヤツラも気づいていなかったようです。
で、一番目立つ場所に変えました。
こうしてその後の1週間は見回りの回数を増やしています。
これらの甲斐があったのか、連中の襲撃はパタリと止みました。
後は収穫まで油断せずにいきたいところです。
今回の報告は以上です。