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真・神の血に溺れる~ヴィンライフ・サガのオマケ 3月第3週 皮を剥く

 カクヨムで連載中の農業ワインエッセイ『真・神の血に溺れる~』のオマケ画像です。
 読みに来てくださった皆様ありがとうございます。
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 この週も三寒四温というやつなのでしょうか、花粉が飛ぶほど暖かくなったり雪が降ったりと困った週でした。
 そのくせ、ブドウの芽は着々大きくなってきているような気がします。

 そんなわけで、芽吹きに向けて少しずつ準備を進めていきました。

 何をやったかといえば、ブドウの木の皮剥きです。
 絶対にやらなければならないほどの作業ではありませんが、病害虫対策として有効な作業です。
 詳しくはカクヨムの本編で語っているので、こちらではサラッと話を進めます。


粗皮が剥がれてきているブドウの木

 こんな感じで皮がめくれてきている木の皮を剥いでいきます。
 個人的には害虫だけではなく益虫すら殺してしまう気がするので、サルスベリになるほどツルツルに剥かなくてもいいとは思うのですが、それはそれとしておきましょう。

 こんな程度でザックリとやっておきました。

皮剥ぎ後

 これぐらいになれば、芽吹き直前の硫黄散布の効果も上がることでしょう。

 こんな感じで皮を剥いでいると何かのイモムシの繭が出てきました。
 まだ見ただけで何の虫かはわかるレベルではないので、何者かはわかりませんが厄介な虫だということだけは気配で感じます。
 手で取って抹殺です。

ヤバそうな虫の繭?

 で、皮剥きをしていると気になる古傷が。
 昔、大きく切り戻したところが枯れ込んで腐ったみたいで大きな穴が空いていました。

古傷に大穴が

 ある程度キレイにしてから、トップジンという薬剤を塗って病気予防をしておきます。
 有機農法のために自己再生力で、だとか悠長なことを言っていると病気の感染が広がるので、手は尽くした方が良いと思います。
 この世界はファンタジーではないので、手を尽くす必要があればできる限り有効手段でやった方が良いと思われます。

 それでも大きな穴なので、そこから病害虫の侵攻にさらされるでしょうから、さらに処置をしておきます。
 使ったのは、外壁用のシリコンコーキングですが、やらないよりはマシだと思います。

シリコンで手術

 こんな感じで、少しずつ畑の保全をしていきました。
 で、無事に皮剥きまでは完了です。

 そして、以前融資の申込みをしていたJAから連絡があり、無事に審査は通って首の皮一枚つながって生き延びることができそうです。

 大事な皮といらない皮、その見極めは大事ですね。

 今回の報告は以上です。


今回の神の血、薬草っぽいインドの赤


合わせるは、青椒肉絲風こてっちゃん

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