sunrise at Poon Hill

今日はPoon Hillの早朝ハイクから始まった。

朝5:30に起床し、歯磨きと準備をさっと済ませる。(気持ちは)

6:00 ハイク開始。

日の出は7:17。
昨日聞いたところ1時間あれば着けるとのことだった。

昨日ガッツリ登ったので、「少し痛いかな〜」と、脚を気にしつつ登る。

が、そんなことはおかまいなしに、ひたすら続く石段。
寒いけど、普通に汗かくので脱ぐ。

途中、入場料を支払い、またひたすら石段を登る。150ルピー

今日のトレッキングのアップになるかな〜とか思っていたが、アップどころか本番だった。

歩く途中に見えるヒマラヤの山々は、薄暗く荘厳さと険しさを湛えている。

その姿を見ると、脚が〜とかまだかな〜とか余計な思考が勝手に止まり、ただただ「すげ〜」と息を飲まされる。

そして、「よし、歩こう」と次の一歩が簡単に出せてしまう。疲れとか雑念みたいなものが吹き飛ばされる。

そして、上がっている最中、空の向こうが輝き始め、徐々にオレンジ色に染まっていく。

7時前に到着したら、もう頂上にはかなりのトレッキング客がいた。
みんなあったかい飲み物を飲んだり写真を撮ったりしている。

自分もささっと服を着込み、ホットチョコレートをオーダー。180ルピー
糖分で血糖値が上がり、アツアツなので身体もあったまる。

日の出まで辺りを散策して、写真を撮る。
意識してた訳ではないが、なんとダウラギリの横には淡く光る満月が。

御来光の反対には満月が見えるなんて、何という超ご褒美。棚からぼたもち。


そして、待ちに待った御来光。その光が徐々に薄暗く荘厳で険しさを湛えていたヒマラヤを照らし、温かみを加えていく。

周りの人達からも感嘆の声が聞こえてくる。

人種は違えど、美の感覚というか、自然への畏敬の念というかそういうものって変わらないんだなぁ、と人間の本質的な部分をしみじみ感じた。

来て良かった。ともう1日これで終わってもいいなってくらい感動の瞬間だった。
終われないけど。笑

元々、今回の旅で来る予定ではなかったけれど、タメルで出会ったネパール人のガイドおっちゃんやゲストハウス空さんにオススメしていただいたおかげで、こんなにも素晴らしい景色に出会うことができた。

本当にありがとうございました。

この日に向けて導かれていたような気がせずにはいられない、そんな空間だった。

そこにいる間、ただただその光景に見惚れていた。
30分くらいして、次なる目的地へ向かうために、その場を後にした。

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