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インド旅② 〜調べ不足はほどほどに〜

2019.3.7

バンコクはドンムアン国際空港にて7時間近くのトランジット待ち。
バンコクにご飯食べに行こうと思ってたのに、空港から出ることかなわず、待ちぼうけするハメに。
(↑入国目的の欄にsightseeingとかステイ先をテキトーに書いておけば出れた模様)

ただ、その時間で本を読んだり、考えをノートにまとめたりして、有意義な時間を過ごすことができたのでまぁ良しとする。

そして、遂にインドはコルカタへ到着。
今までの旅は換金のみだったが、今回の旅ではキャッシングに初チャレンジしようと思っていた。
この好奇心とフライト中の寝ぼけた脳みそが仇となった。
案内所のお姉さんからATMの場所を聞き、颯爽と空港を飛び出した僕はお金が下ろせたことに感激する。
気分も財布もホクホクになってさぁ寝るぞと意気揚々と空港内へ戻ろうとしたその時である。

「入って来るんじゃねえ!」

犯罪者を止めるかのごとき怒号が聞こえ、さらには、軍人のお兄さん達がかなりの剣幕で止めに来るではないか。
その勢いに気圧され、空港って普通戻れないっけ?という驚きから呆気にとられたまま瞬時に踵を返す僕。
お兄さん達は拳銃を携帯しているし、中にはAK-47を持ったお兄さんもいるではないか。
撃ち殺される!と生きた心地がしなかったのは想像に難くないだろう。
しかし、冷静になって案内所でのお姉さんとのやり取りを思い出す。すると、ある言葉を思い出した。

「次のフライトはあるの?」

この言葉の意味を僕の寝ぼけた脳みそは推し量り損ねていたのだ。
お姉さんの真意は恐らくこうだったであろう
「次のフライトはあるの?(あるなら入れなくなるから出てはダメよ)」

時刻は深夜1:30。先程の出来事で眠気は吹っ飛んでしまった。空港泊の予定だったので宿を予約しているわけもない。
こんな深夜にあてもなく街へ出るのはさすがに相談したインド人にも止められた。
6時くらいに動き出すしかないと言われ、仕方なく外で寝ることに。
座っていると蚊がめちゃくちゃ寄って来るので、空港の前を2時間近く行ったり来たり。
さすがに疲れてきたのでタオルで頭を蚊から隠して寝ることにした。

初日のベッドは鉄のベンチ。
疲れていたので気づいたら爆睡していた。

朝6時になり、眠たい目をこすりながら行動開始。
タクシーに乗り、目的地に到着するも朝早過ぎて目的の宿のみならず、どこも開いていない。
客引きのおっちゃん達は「ここなら700ルピーだぞ」とか「部屋探しか?紹介してやるぞ?600ルピーでどうだ?」としつこく着いて来る。
いや、ここ安宿街なのにそれ高過ぎだからと無視するも、どこも開いてないのでフラフラ歩いている僕は客引きの格好のマトでしかない。

こうなったらもうマザーハウスへ行ってしまおうと思い、とりあえず場所確かめるためにタクシーに乗せて行ってもらった。

しかし、そこには
「No visitors on Thursday」の文字。

マジかよ。ここもダメなのか。落胆しつつも、こう書かれていては帰るしかない。道は覚えたつもりだったので、歩いて帰ることにしてみた。
が、地図もなく勘で歩くので迷子になる。
結果、目測2〜30分で帰れるところを2時間くらい彷徨い、目的の宿までなんとか辿り着いた。

部屋へ案内され、すぐにシャワーを浴びてベッドに倒れ込む。そしてそのまま泥のように眠るのであった。

こんな初日。

毎回こんな感じだが、さすがに疲れた。
加えて、過信は禁物と改めて思わされた。

皆さんはきちんと事前に色々と情報仕入れてから旅するようにしてください。
目的地周辺の地図くらいは紙媒体を持っとくか、スクショしとくかくらいはした方がいいでしょう。

僕は楽しめたからいいんですけどね(苦笑)

ゆうき

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