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絵本の処方箋 第10話 ニコラスどこにいってたの
「常識に気づきたかったら」 わたしたちに潜む常識やステレオタイプ。 ある事柄を聞いたり、想像したりする際に、それらのイメージがあったりします。 例えば、インドは危ない・汚い・カオスなど。 あるところから立てば、それは的を得ているような気がします。 ですが、インドは広い。宗教も多様で、その場所の風土も多様、文化も多様、人も多様であるように思います。 常識や偏見などのステレオタイプは時として暴力になりうる。 だからこそ、そんな常識やステレオタイプを気づかせてくれるのが レオ・レオニさん作の「ニコラスどこにいったの?」です。 是非手にとってみてください。
絵本の処方箋 第8話 想像力を鍛えたかったら
「想像力をきたえたかったら」 自分が口にする言葉や行動は何かしらの影響を世界に与えます。どんなにこちらが善意で行ったとしても、それが相手の為になるとは限りません。 私たちはどこまで先を想像できるのでしょうか。 どこまで先を見据えることができるのでしょうか。 少なくとも私たちにきっと必要不可欠なのは、想像力に違いありません。 そんな想像力を膨らませるのに芸術は力を貸してくれるはずです。 そこで今回紹介するのが、アリス・ウォーカーさんの「なぜ戦争はよくないのか」です。こちらの内容はセンスティブな内容であるため自分の状態をよく確かめて大きく深呼吸をして読んで頂ければ幸いです。やはりは絵本は「絵」がひとつのインスピレーションになるので手にとって読んで頂きたいです。