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ふるさと

写真は実家の夏の夕焼け。
夏休みにはよく子ども達を連れて実家へ帰った。
雨の日以外は毎日海水浴へ行き、娘も息子も、ラッシュガードを着てたわたしもなぜか真っ黒になった。夜ご飯は毎日お鮨を食べ、息子に至っては利きイカを父とやって全問正解して、父も舌を巻いていた。(醤油じゃ味がわからないから塩で食べる通ぶり)
その後2代目にスカウトされていたが、お鮨は食べる方が好き!と断っていた。
まさかこんなに早くじいじのお鮨が食べられなくなるなんてねぇ。
でもあのイカの味やシャリの味、ずっと覚えててくれてるといいなぁ。
娘もお鮨大好きで、娘は特にばぁばが作る茶碗蒸しが大好きでした。離乳食も茶碗蒸しだったなぁ。あの食べっぷりは忘れられない。

島は西の方にあったので、夜8時近くでも明るかった。
それをいいことに、子ども達は、真っ暗になるまで外で遊んでいた。
写真の夕焼けは今見るとすごいなぁって思うけど、ここで生まれて育った身としては日常茶飯事だった。
今見ると、ほんとに綺麗だなぁと思う。

父や母に、「今日夕焼け綺麗やろうか?」と聞くと、揃って「今日イマイチやと思うけど、明日は午後から雨やね。泳ぎには朝行った方がいいよ。で早めに上がっておいで」という。
そして言われた通りにすると午後から雨が降り出し、その頃にはもう家で宿題なんぞしていました。この島では天気予報なんかいらないんじゃないかと思いました。

早く高校を卒業して島を出てみたい、と思った時期もあったけど、歳を追うごとに故郷の海や山、自然が懐かしく思えるちょっとセンチメンタルな今日この頃です。

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