#177 ニカラグアの古都・グラナダ滞在!🇳🇮
1/18〜20 グラナダ市内散策/ニカラグア湖/ニカラグア伝統料理「バオ」/床屋で散髪💈/宿のプール
昨夜24時前に寝たからか、今朝は6時半に快適な寝起きで気分が良かった。ホステルのプール沿いの机でブログを書き、ふとこの旅の収穫について考えるようになった。学んだことや経験したことはこれまでブログに書いてきたので後から思い出に浸りながら読み返そうと思うが、正直なところ、まだ将来どんな仕事をしたいとかは思い描けていない。生きていくためには何かしらの労働はする必要があるが、自分は仕事に向かない人間である。
よって仕事というものには我が人生の中であまり重きを置いてはいないのだが、しかしこの旅を通して日本の与えている影響力の大きさと素晴らしさとを再確認できたので、
「日本をさらに世界の中心で高からしめる仕事に従事出来ればいいなぁ」
なんて、漠然とそんなことを思った。もしかすると、どんな職種でも勤勉に働いているだけで間接的に達成できているのかもしれないけれど。
徒然にそんなことを考えているうちに、ホステルスタッフのおばちゃんが「朝食できたよ!」と声をかけてくれた。コーヒーをセルフで入れ、豆ご飯にスクランブルエッグとパンを頂いた。心が落ち着く最高の朝食だ。
ブログの仕上げに手間取って、アップロード出来た時には11時になっていた。日焼け止めを塗って町に繰り出る。車を避けながら、多くの人が大通りを行き来している。道端では果物や野菜を素手で売る商人たちが目立った。この風景はボリビア以来だ。チリやアルゼンチン、ブラジルは少々小綺麗過ぎて、このような雑多な町は存在しなかったので、久しぶりの感覚で嬉しい。市民たちが必死にその日暮らしをしているその「楽天的に生きる強さ」を見ることが好きなのかもしれない。
中央公園の側にあるマリー大聖堂教会内を見学し、そのまま東に歩を進めてニカラグア湖まで行ってみようと思った。カラフルなコロニアル様式の建物が並び、実にオシャレな町だ。コロニアル様式って何だっけ?ごめん適当に言ってます(笑)
ツアーの営業マンを躱しつつ、美しい道路を歩いていく。
「LOVE GRANADA」のモニュメントの先にニカラグア湖がある。以前はここからオメテペ島までのフェリーが出ていたそうだが、警備員に聞いたところ、もはや運行していないという。桟橋を歩くのには15コルドバ(60円)ほど支払う。のちに出会った日本人の方は釣竿を持ってここで釣りをしてティラピアが釣れたらしい。
時刻を見ると12時になっている。お腹が空いてきた。中央公園まで戻り、露天を物色していると、バナナの葉が敷かれた煮込みみたいなものを食べている人がいる。これは「バオ」というニカラグア伝統料理の一つと聞いた。ユカ芋に牛肉、バナナを蒸して最後に酢の効いたサラダを乗せて完成だ。100コルドバ(404円)らしいので一つお願いした。美味い!牛肉は柔らかく、芋はホクホク、そして酢のサラダがアクセントになっている。これはハマりそうだ。肉の脂身の部分は苦手なので、腹が減っていそうな野良犬にあげた。
グラナダの町はニカラグアの歴史において経済的にも政治的にも重要な位置を占めてきたが、これから訪れる予定の「レオン」という町と長い間主導権を争っていたようだ。そこで1800年代に妥協策として中間地点の「マナグア」が首都と決められたらしい。
オーストラリアのシドニーとメルボルンが首都を争った末にキャンベラに落ち着いた構造と同じだなと思った。解決策はどこの国でも似てくるのは面白い。妥協が出来るところが人間界の良いところか。
髪が伸びて来ていたので、床屋に入ってみた。お姉ちゃんに、
「¿Cuanto cuesta, solo cortar?(カットのみはいくらですか?)」
「70コルドバ(282円)よ!」
うそだろ(笑)「バオ」一食より安いとは!こんなに安いならどんな髪型にしても文句は言えまい(笑)
ベテランおばあちゃんが出てきて、サイドをバリカンで削った後、ハサミで髪を切り出した。ショートとお願いしたが、意外に長いままになってしまった。でも癖毛は緩和されたのでこれはこれで良しとしよう。何たって282円なのだから(笑)
13時、日差しが強いので62円の500mlコーラを買って、細かい髪の毛を落とすため、シャワーを浴びに一度ホステルに戻った。
備え付けられているプールに誰も入っていなかったので入ってみた。程よく冷たくて最高だ。
17時に再度町に繰り出し、夕飯は久々にお米が食べたい気分だったので探していたのだが見つからなかった。米は諦め、街角で貫禄あるおばあちゃんが売っていた「バオ」を注文した。昼食で食べたバオよりも芋が煮込まれていて、美味しかった。ニカラグア料理最高!
翌日はグラナダを離れる予定だったが、あまりの居心地の良さと雰囲気の良さのためもう一泊延泊することに決めた。
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