【57日目】蔵に閉じ込められた記憶
ご隠居からのメール:【蔵に閉じ込められた記憶】
長谷部氏が西谷氏と分かれた時代は、戦国時代末期、信谷氏が分家したの
は明治維新後と推察される。三百年の時差があるよ。
菫子おばさんの実家は秋葉氏。鳥取県日野郡岩見村大字花口。やはり尼子の落人の裔かもしれない。オレが真っ暗闇の蔵に閉じ込められたとき、鍵をあけにきてくれるのはいつも菫子おばさんだった。
昭和十八年四月十二日、菊二さんとの婚姻届出。
昭和十八年十二月三十日 長女 ゆみ子生。
昭和二十年二月二十日 ルソン島で戦死
昭和二十三年六月十四日 亀三さんと婚姻届出
「なかさん」の実家はわからない。大原氏のルーツは松田氏。当主の亀義さん(現在六十代)に聞いたところによると、五、六代前に「はちまん」(松田氏)の誰かが三室の大原氏をつくったという。亀三さんは大亀、亀義さんは子亀と呼ばれていた。
それから、アキヨおばさんが嫁いだ木村氏のおばあさんは津弥さんの妹、もう一人、長谷川氏に嫁いだおばさんは津弥さんの姉。三人とも安来節を歌わせれば名人級だった。
日野郡岩見村はJR伯備線上岩見駅のあるところ。與一さんが村長の頃、新郷駅ができるまで、高瀬の人々は上岩見駅を利用していた。今でも高瀬には病院がないので、新見市よりも日南町の病院を利用している。福田氏は今も日南町の町会議員をつとめるほどの有力者。ゆみ子さんの夫はその親戚で、大阪市の公務員だったが、今はもう退官しているはず。
返信:【Re_蔵に閉じ込められた記憶】
信谷氏の分家は、明治維新後なんだね。友次郎さんの名前に「次郎」の文字があるから弥左衛門さんと、「なかさん」の間に長男がいて、亡くなったのだろうと推測してたけど、もしかしたら、福田家(左トさん・喜代太郎さん)との関係から長男と「なかさん」が、家をでて、信谷家を分家したかもね。もしくは、輿左衛門さんの時代になにかあったか、、、どちらにしても、信谷家の戸籍を調べればわかるでしょ。
それよりも、、菫子さん、福田家の出身地。。。やはり日南町(日野)だった。日南町には、尼子の落人たちが行きついた場所であり、長谷部の血が続いていた場所でもある。「九牛士伝説」日野一族の「森脇久仍」八墓村の題材になった「八塚」全て、日南町だ。
すると、尼子一族×長谷部の近親婚が300年以上続き、輿一さんの代で終息したこととなる。みかたを変えると、毛利との遺恨が終息したことになる。本当にスゴイ話だ。あと、きっと、日南町に長谷部と尼子一族を引きあわせていたキーマンがいるはず。。。誰かいないかい?(笑)
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