【285日目】市中感染
ご隠居からのメール:【市中感染】
近所に住む友人とイオンの喫茶店でコーヒーを飲みながら約一時間にわたり歓談した。
その間、三十分以上、マスクをはずしていた。喫茶店には客の数が多く、換気はよく行われているとはいえ、空気やエアロゾルの飛沫は飛びかっていただろうと思う。
その後、整骨医でマッサージをしてもらった。所要時間は約四十分間。マッサージ師ともマスクをはずして会話した。また、日の出公民館の図書館に行って、図書を返却した際、司書たちと会話をかわした。
返信:【Re_市中感染】
自分は、いつから、ロクデナシの道に進んだのだろうか。小学生の頃から、勉強をする習慣がなかく、自由奔放に育ててもらったので、よく仮病で学校もサボっていた気がする。
父さんのポッケから金を盗んでいたのも小学生の頃だろうか。ロクデナシの素質は、幼い頃からあったようだ。中学に入ると、タバコを吸って、酒をのみ、いろんな悪さをした。学校へ行っても周りの子とおしゃべりするだけで、気づいた頃には勉強には全くついていけなかった。それでも、塾に通わせてもらって、学ぶ時間を設けてもらい、偏差値38の高校に入学できた。
高校に入学すると、一転して頭の良いグループに属していた。それだけ自分の通った高校は、レベルが低かった。でも周りの友達と遊ぶにつれて、学力も下がっていったな。まともに授業を受けず、高三には出席日数がギリギリだったから。よく卒業できたものだ。高校時代で唯一よかったことは、サッカー部で頑張ったことだろうか。一年の頃は、メンバーに恵まれて、それなりに勝ち進んだ。
プライベートは、パチンコと麻雀、あと、アルバイトか。バイトで稼いだお金は、ギャンブルに使うか、バイトの先輩に無理矢理ジーパンを買わされて、まともな金のつかい方もわからなかった。
「ハングリータイガー」で働いたことは、ひとつの転機だったかもしれない。親しい仲間ができて、楽しい時間を過ごした。この頃、父さん、母さんのおかげで、運転免許をとることができた。多分、免許取得のときが、はじめて、自分からマジメに勉強したんじゃないかな。技能も知識も全て一発合格だった。
その後も、クソみたいなロクデナシの逸話はいくつもあるが、実用のための教育と修身教養のための教育は、人生の良きタイミングで学んできたのだろう。自分の場合は、歳を重ねることに、学ぶ意欲がでてきているかもしれない。今回のお父さんとのメールもそのひとつです。
自分は、学生の頃から、ロクデナシの才覚を優先してしまったぶん、教育からは距離をとり、敬遠してしまった。子どもたちには、自分のようなハチャメチャな人生ではなく、それなりに普通の人と同じような人生を謳歌してもらいたいものだ。
修身教育は、「戒語を慎む」話や「徳」の話「ご先祖さま」の話をしているので、それなりにすり込まれているとは思う。とはいえ、子どもたちはふたりとも自分とくらべたら、相当優秀。