【122日目】近現代史
ご隠居からのメール:【 近現代史】
近現代史は、この年になって新しい事実がどんどん出て来る。若い頃は、辻政信のような口先か筆先だけの誰かに洗脳され、自分の頭で考えようとしなかった。そのとがめを今、受けているような気がする。
家族の近現代史もあらためて考え直す必要がある。身近なところでは自分の家族だが、幼少の頃、高瀬の家は13人が同居する大家族だった。それがふつうだと思っていたが、そうではない。弥左衛門さんから友次郎さん・イシさんまでの三代は、少子化現象が続き、大家族とはいえない。それでも、田舎の家族は現代のような核家族とも違うような気がする。
習近平やプーチンの言動から、共産主義には専制のリスクが大きいと今さらながらに気がつかされた。一党独裁の専制主義と平等主義は絶対にかみあわない。三権分立の原則は尊重したほうがよい。
中国でも韓国でもマンションの価格が高騰して、庶民は家が買えないという。日本の現状も似たようなものだが、まだ中国や韓国ほどには格差がないかもしれない。
返信:【Re_近現代史】
貧しさから戦争に発展するわけだけど、高瀬はどんな様子だったのだろうか。昭和恐慌では、企業が倒産し失業者で溢れ、帰農する人が増えた。農作物の価格が下落し農村は大変苦しみ、自分の娘を女郎屋に身売りする家が多くいたという記事をみた。ちょうど勝次郎さんの時代、輿一さんと貴美子さんが結婚する時代だね。それなのに13人もの大家族を養うなんて、勝次郎さんにはチカラがあったんだね。
日本は、最終的にアメリカからとどめを刺されたわけだが、調べていくと、ソ連、中国共産党との戦争に負けたのだということがわかってくる。日本は、危うく共産主義に染まるところだったと思うとゾッとするな。
「二・二六事件」などはソ連にとって機運だったはずだ。陸軍は「統制派」による影響力が増していき、日ソ不可侵条約を結ぶことになるけど、影では、張作霖を爆殺し日本の満州権益、影響力を陥れる工作を練る。張作霖の息子の張学良とソ連は繋がっており、蒋介石を拉致するという「西安事件」が起きた。蒋介石が解放される条件は、共産軍と国府軍の共同抗日。画策したのは、ソ連と中国共産党ということになる。
蒋介石は、共産党軍から共同抗日の誘いを以前から受けていたらしいが、共産党、スターリンの狙いは、わかっていた。日本軍と蒋介石の国府軍を戦わせて共倒れさせるという狙いだ。そこで、蒋介石を誘い出すエサに使ったのが、当時国府軍No.2の張学良というわけだ。
薩長同盟の功労者が坂本龍馬なら、共産軍と国府軍の同盟の功労者は、張学良になるのかな。日本敗戦後、国府軍は、共産党軍に敗れ、台湾に逃れることになる。まさに、スターリンの描いた結果になった。
資本主義に限界はあるが真の共産主義は、神がいない限り成立しない。