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【105日目】王道楽土
ご隠居からのメール:【王道楽土】
中国・モンゴルの地図ありがとう。これを眺めると、北京と大同と張家口が三角形になっていて、モンゴルと接しているように見える。ハルビンは三角形からかなり遠く離れている。
二歳の頃の記憶はほとんどないが、三角形の一辺から一辺への移動は半日もかからないということ、大同も張家口も内蒙古ではなく、中国の市(河北省と山西省)と確認できてよかった。
満州国の理念は、八紘一宇とか王道楽土とか五族協和とかいっても国際社会からは国家として認められなかった。日本人は口べたというか、文章が下手というか、理念に説得力を添えて国際社会に発信する力が弱い。もっともいくら美辞麗句をならべても、満州国建国のような無茶をやったら、大義名分を正当化して、先住民を納得させるのは難しいだろう。
アングロサクソン人は、もっとひどいことをしても、一方ではキリスト教の新約聖書に由来する人道的な理念を言葉たくみにいいはやして、自分を正義の側に置き、無茶をする国を批判するのがうまい。
昔、日本を攻撃したように、今は中国の非人道的な専制主義、覇権主義、一帯一路構想を攻撃しているが、アメリカの白人は、西部劇の英雄気どりで黒人やアジア系に暴力をふるっている。
「方谷塾入門」ができあがったので、記念に二冊送る。できれば、「山椒魚の故郷」「尼子の落人」とあわせて三部作にしたい。「尼子の落人」は、まだ本のかたちになっていないが、「新見太平記」、「続尼子の落人」など数篇の作品の構想をふくらませている。この年になっても、ひそかにこんな目標をかかげていると、多少の生き甲斐はあるね。
返信:【Re_王道楽土】
「八紘一宇」も難しいから現代人の理念としては通じないだろうけど、調べてみると三原じゅん子議員が「大切にしている価値観」と記載されている記事があった。緊急事態宣言中にもかかわらず、結婚式ができるのは、三原じゅん子議員の力添えがあったからだ。
緊急事態宣言が発令される2日前までは結婚式も営業自粛対象施設だったが、ブライダル協会が森まさこ議員、三原じゅん子議員を通じて加藤官房長官に直談判をすると「お酒の提供はNGだが、人数50名以下であれば可」と判断され業界は最悪の事態から救われた。
戦争当時のことを調べることを與一さんは、嫌がるかもしれないが、現在の張家口の様子や、終戦後、張家口から4万人の在日邦人を逃すために戦った丸一陣地の様子を書いてるブログを見つけた。
ブログをみると張家口は綺麗に整備されているようだが、国家極貧地区と指定されているようだ。2022年冬季オリンピックの会場になるらしいよ。