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【37日目】井上氏

ご隠居からのメール:【井上氏】

 安芸井上氏が毛利元就によって粛清されたとき一人でも生き残れば、DNAは後世に伝わる。高瀬村まで落ちのびてきた井上氏の一派もいたかもしれない。

 コロナの変異株はゲノム解析で、いつどこでどのように変異したかがわかるようになっているという。人間のDNAもゲノム解析でかなりの程度までわかるのかもしれない。

 五十嵐千尋のオリンピック出場が決まったが、千尋のDNA変異は池江璃花子のスイミングDNA変異には、現時点では及ばないようだ。不思議な現象だね。


返信:【Re_井上氏】

勝次郎さんの実家はどこにあったの?たしか、新郷駅前の家が「井上」じゃなかったけ?記憶違いかもしれないけど、、

五十嵐さんは、スゴイね。日の丸を背負って世界と戦う人を尊敬するよ。DNAの変異か。確かに。ただ、水泳にめぐりあえたことやそれを支えてきた人のことを考えると運もふくめて、自分は、持って生まれた「宿命」だと思うよ。


ご隠居からのメール:【Re_Re_井上氏】

 井上富士夫さんは、長谷部与一の地盤をひきついで、神郷町長になった人。やはり山林地主の有力者だった。長谷部氏と井上氏は尼子の落人と言われていたが、オレが調べたところによると、両氏とも毛利の武将だった。尼子氏の武将だったという証拠は見つかっていない。井上さんの後を継いだ当主は、高瀬に住んでいる。Jより一歳若い。

 伯父の佐藤弘さんは成り上がり者を軽蔑していた。世田谷の家では、英語の研究書を何冊か出版したが、売れたという話は聞いていない。博子さんとは仲がよく、精神的には恵まれた一生だったと思う。


返信:【Re_Re_Re_井上氏】

井上勝治郎さんと井上富士夫さんは親戚にあたるのかね?長谷部家と井上家が山林地主として江戸200年を過ごしたと考えるとやはり、尼子の落人と考えるには疑問は残るね。

尼子氏をやむなく助けに行けなかった豊臣秀吉。関ケ原の戦いで西軍について惨敗した毛利。どちらにしても、長谷部氏、井上氏は、壮絶な負け戦を経験してるだろうね。

あっ、明日、
自分ひとりで浦安帰ろうかな。。。

<<<次回のメール【38日目】高瀬の井上氏

前回の話【より道‐12】長谷部元信>>>


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