【264日目】結婚式の演出
ご隠居からのメール:【結婚式の演出】
「結婚式の演出」はブライダル関係者が読んだら、結婚式のスタイルがこの二十年間で変化していった歴史をふりかえることができて、参考になると思う。しかし、創作大賞の審査員のこころをつかむためには、語順をもう一工夫したらどうだろう。
「結婚式の演出」で伝えられているのは、
・プロフィール映像
・墓参りの映像
・生まれてくる息子へ
このうち「映像」はありきたりの紹介だが、二番目と三番目は今でも新鮮な手法であり、ファミリーヒストリーの見地からすれば、幸せな結婚生活を送るために必要な手続きとしてお客様にプロフィールご提案できると思う。
語順としてはこれをトップに持ってきて、親には何もいわず、まず、ご先祖さまに報告しに岡山まで行った事実を具体的に述べるだけで、読者へのインパクトが強い。最近の投稿記事を読むと、「ノモンハン戦争に至るまで」や「千鳥ヶ淵戦没者墓苑と吹き抜ける空」は作者の知識が増えていることはわかるが、やはり語順でめりはりをつけ、読者をひきつける工夫が不足していると思った。では、自分で書いてみろ、と言われてもそれは書けない。岡目八目だ。
生きるというのは、きれいごとではすまない。七難八苦をあたえたまえと祈らなくても、四苦八苦が襲いかかってくる。そして最後はみんな死ぬのだ。(ちなみに、四苦八苦を言い出したのは釈迦)、それを承知の上で結婚式をあげるのだ。なまなかな覚悟で結婚式はあげられないが、ちゃんとした結婚式をあげないカップルの離婚率はおそらく高いだろう。先祖自慢にならないようなファミリーヒストリーを語ることは、自分たちが幸せな生活を送り、幸せに死ぬことに役立つと信じたい。
返信:【Re_結婚式の演出】
語順と省略、ひと工夫だね。意識してみるよ。
語順というのは、プレゼンで冒頭に一番伝えたい内容を伝えるという手法と同じかな。とり急ぎ更新してみた。たしかに、今まで、語順などは考えず、時系列で出来事や思い立ったことを記載していたので、そのような工夫はしたことがなかったな。再度目を通してみてください。ざっと書いただけなので、もう少し詳細を追加することもできる。
「過去に感謝、現在に信頼、未来に希望。」あの時の行動はまさにこれだった。
偏差値38の高校を出た人間が、「息子を紡ぐ物語」を通じて歴史を学び、世界情勢や日本情勢の本質、「智」を学んでいくというのも、この物語のコンセプトの一つだから、個人的には面白い。見ている人には伝わらないかもしれないけどね。
ただ、本当はもう少しユーモアを入れたいけど、うまく表現できていない。「千鳥ヶ淵」では、自虐ネタをいれたが、文章にも技術や工夫が必要なんだな。いまは、思い立ったことをとにかく書きまくる、スタイルだけど、いつかは、布石などをちりばめ、最後に回収するような文章が書けるようになるのだろうか。こういうことも、きっと、意識しないとできないよね。
「結婚式の演出」は、閲覧数が多くて驚いている。といっても、まだまだたいしたことがないが、他の作品に比べると短期間で多くの人に見られている。これは、今の時代にマッチしている話題だったのかな。