VOLLEY TOUR 2024【18】~北京へ
3月7日(木) 10日目。
早朝5:30にトレントの駅裏のホテルをチェックアウトして、6:00過ぎの列車に乗りこみます。帰国便のフライトはマルペンサ空港から12時半。節約のためここでも安い列車を選んで移動…。というわけでこんな早い時間の移動になりました。
この旅をするに当たり、イタリア鉄道の会員カードCARTA FRECCIAを申し込みましたが、結局特急列車を割安で乗れる特典は使う機会がなく、割引のない各駅列車のみしか利用しませんでした。次は使う機会があるかな…いつになるかな…。このトレントにも、もしかしたらもう来れないかもしれないし…。セルビア選手の次の移籍先はそれぞれ今、交渉のようで、今の時点でイタリアに確定しているのは、ウロシュ・コバチェビッチのみ。また来季チャンスがあればイタリアリーグを観戦に来れますように…。そう願いを込めてイタリアを離れる準備をします。
ヴェローナでの乗り継ぎは上手く行きましたが、ミラノでの乗り継ぎは上手くいかず、一本遅い列車になりました。というか…列車だと思ってウェブで購入したチケットはバスだったよう。乗り継ぎで出て来た便をちゃんと見ずに購入したことを反省し、最後の最後に戒めになりました。でも、しばらく使う機会はないか…
マルペンサ空港までのチケットを買い直して、なんとかフライト2時間前にはチェックインカウンターへ到着。エアチャイナのカウンターはガラガラのだったので手続きもスムーズで、滞りなく出国もできました。
10日間の旅を経て、ついにイタリアを離れる時がきました。昨夜の思い出で若干、胸が苦しくはありますが、心の中を整理して楽しかった思い出を呼び起こし、さよならを告げます。バイバイ、イタリア…。
前日の睡眠不足から続き、眠くて眠くて仕方がないのですが、体内時計を日本時間に合わせるために、しばらくは寝ないように我慢。機内食を食べるまではなんとか粘りましたが、そのあとは、とにかく寝られるだけ寝ようと体に任せることにしました。
幸い、隣の席が空いていたので、横になって休むことができました。これで10時間のフライト中、睡眠不足を補える…。と思いましたが、やはり6時間くらいたったところでスッキリ覚醒。眠れるようにと頑張ってみましたが、無駄に終わりました。
2食目の機内食を食べ終えたら、そろそろ降機の準備。ここからちょっと不安な乗り継ぎがあるので、緊張が始まります。
安いチケットのカラクリは、北京と大連の乗り継ぎが2回あること。しかも大連は乗り継ぎ時間が1時間。降りてすぐ出国手続きをして同じ機材に乗り込むという、面倒な旅程になっています。それを聞かされていたので、覚悟して下調べはしておいたのですが、逆に北京での乗り継ぎはノーマークだったため、この落とし穴にまんまとハマってしまいました。
飛行機を降りたら、集団で移動。ここで入国する中国人と、そのままトランジットで国際線に乗り込む外国人とに分かれます。もちろん日本人らしき人もちらほら見られたので、彼らと同じように進みました。が、途中で気が付くのです…大連で乗り継ぐということは一旦入国するのでは?と。
入国審査側、中国人の群れに紛れて移動し、近くにいたスタッフさんに聞くと、「ここじゃない、向う側」…とのこと。言われた方向へ行って、その近くのカウンターでも再確認し、日本人らしき人が多い列に並びますが、チケットを読み込ませるゲートでストップがかかり、間違ったことを知らされます。「あなたは向うのカウンターへ行って」と。
向うってどこだー!
もう一度、入国審査側に向かおうとすると、その途中でわずかに列ができているカウンターを発見。その手には皆、見慣れたビザ免除入国の用紙を持ってる…。
ここだー!
なぜ気付かなかったのか…、というか…
表示が分かりにくいじゃないかー!快適に旅をさせる気なんてないだろー!
と、中国にいちゃもんつけたくなってしまいますが、これも安い航空券の代償。乗り継ぎでの混乱が嫌ならば、高い航空券を選べばいいのです。とりあえず、ルートが分かったので一安心。入国手続きは相変わらず時間が掛かってもどかしいですが、耐えればいいだけです。
おかげで3時間の乗り継ぎ時間が大幅になくなり、入国後の国内線乗り継ぎでも分かりにくい表示で迷ってしまって、楽しみなラウンジを楽しめませんでした。あぁ、とっても心残り…。
でも、このやりづらい乗り継ぎを一旦経験すれば、もう怖いものはない!ネットで散々検索しても詳しく書かれているサイトを見つけられなかったので、これ経験はとっても重要。次に利用するときはきっと大丈夫なはず! そう前向きに捉えることにします。
きっとまたヨーロッパを訪れることがあると思うので、いつかまたこの安いエアチャイナにお世話になることがあるはず。貧乏トラベラーなだけにわがままを言えない身分なので、ここは謙虚に文句を言わず上手くやっていこうと思うのでした。
あぁ、いつか…日本の航空会社で旅ができますように…
19へつづく…
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