2017欧州バレー観戦の旅65~セリエファイナル3戦目inチビタノーバ
5月7日(日)
雨雲の立ち込める中始まった
セリエA1 ファイナル第3戦目
ルーベ対トレント。
5戦中、先3勝で優勝が決まるこの決勝戦、
第1戦、第2戦と勝利を重ねて
これで決着を付けたいルーベに対し…
それを何が何でも阻止したいトレント。
さぁ、勝つのはどっち!?
前回同様、試合開始直前のコートには
スタメン全員と熱い抱擁を交わす
ルーベキャプテン。
それを見ながら、勝負への執念を感じ取りました。
前回の試合後、足を引きずるように歩いていた
ソコロフを見てしまい、相当な負担を負いながら
闘っていることに気が付きました。
だけど、この日は
それを感じさせない活躍ぶりでびっくり。
ユアントレーナも相変わらず頼もしいし、
スタンコビッチも安定してる。
しかし、この日は誰よりも
コバルが冴えていました。
この優等生ルーベ軍団の中、
強いてマイナス面を上げるなら
コバルの浮き沈みでしょうか…。
サーブはいいのに、スパイクが決まらないとか、
すごいいいパフォーマンスがいっぱいあるのに
周りが恐ろしくいいだけに、
彼のちょっとしたミスが
気になってしまっていました。
だけど、今日のコバルは
スパイクにブロックにサーブに出来過ぎた活躍!
そんなルーベは1セット目をデュースで奪い取ると、
2セット目も続けて連取。
3セット目になって集中力が切れたか
18点で力尽きセットを渡してしまいました。
一方、この日のトレントは
なかなか決まららずモヤモヤ…
ウルナウトもソレもヤンも苦戦し、
決定力に欠けていました。
なんとか3セット目を奪ったことで
波に乗りたいところ…
しかし、息を吹き返したルーベに
第4セットは大きく離されてしまうのでした。
10点近くの差を付けながら
勝利の瞬間に向け
余裕を持ってゴールを目指すルーベ。
一点一点取るごとに
周囲のテンションの上昇を感じます。
あぁ、これがセリエのファイナルかぁ…
盛上る会場の中、
私はとても冷静に、試合を見ていました。
本当だったらここに、
大好きなペルージャがいるはずだったのに…(涙)。
悔しさを隠せず、
羨ましい気持ちでコートを眺めていました。
いつか、この舞台に、応援するチームが、選手が、
立つところを観たい…
いつか…きっと……
そう強く願いながら
空想の世界をさまよっていたところで、
ついに25点目がルーベに入りました。
66へつづく…
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