2017欧州バレー観戦の旅59~欧州チャンピオンズリーグ・ファイナル4
せっかくペルージャが
ホストになっての開催なのだから
お祭り騒ぎを楽しむべく
賑やかしが必要だよね!(笑)
そんなエンターテイメント魂が騒ぎ出し、
私は日本でせっせとこしらえてきた
特製ペルージャユニフォーム風着物姿で
会場へと向かいました。
こういうこともあろうかと
2か月半、着物を持ち歩いてきたのです。
というのは嘘で…
ホントはセリエのファイナルで着て
応援しようと思ってしたためていたもの。
日本でのがん疑惑の最中、
何か望みを持たないと生きていけず
ひと針ひと針ペルージャの勝利を信じ
縫い続けてきたのです。
がん疑惑が晴れ旅に出ることができたら
これを着て応援するんだ!と。
もし旅に出られなかったらその時は
病院のベッドでこれを着て勝利を祈ろう…
そんな思いで一心に縫いました。
イタリアなのに和服?
でも、これには私なりに理由があったんです。
日本を象徴する着物を着て
ペルージャを応援するということ、
それはこのチームがイタリアから遠く離れた
他国のファンをも魅了する
素晴らしい魅力的なチームである、ということ。
そういうメッセージを伝えたかったのです。
変だと思われるのは重々承知(笑)!
でも、いいんです!
これがやりたかったんです!!
癌かもしれないと言われたとき、
やり残したと思ったことの中の一つに
これがあってとても後悔していたので…。
ホテルから着物を着て
ドキドキしながら場内入り。
笑顔で迎えてくれた
セキュリティーのお兄さん、
写真撮らせてと声をかけてくれる
ペルージャファンの方々。
この奇抜な装いを
イタリア人は喜んでくれました。
そして遂に始まったペルージャ対ルーベ。
この私の一針一針の思いが
奇跡を起こし・・・
ってそれは自己満足か(笑)。
でも、この大勢のペルージャサポーターが
声援を送る中、
ホントにありえない結果を導いてしまったのです。
今シーズン、全く太刀打ちできなかった
あの優等生軍団ルーベに3‐1で勝利!!
確かにミスが多く、
ルーベらしさがなかったのはあります。
怖い怖いあのソコロフが
まったく機能しなかったのは
本当に助かりました。
だから、ペルージャが掴んだ!
というよりは
勝たせてもらったというのが正直なところ。
それでもこの勝利は心底嬉しいものでした。
サポーター席も大盛り上がり!
みんなみんな嬉しそう!!
セリエではファイナルに進めず
もうペルージャが
ファイナルの舞台に立つことは
不可能だと諦めていたけど
でも、こんな幸運が巡ってきたー!
旅の終盤、最後にスペシャルなドラマが
用意されていました。
60へつづく…
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