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2018世界選手権観戦の旅7~アルベロベッロへ

馬鹿だと言われるでしょうが…
風邪っぴきの中、アルベロベッロへ
行ってきました。
第1ラウンド6日目、セルビアOff日。
ホテルでゆっくり休養すべきところ
ぼーっとできない性格なので、
結局、悩みに悩んだ挙句、
後悔するのも嫌なので
決行することにしました。
どうも動かずにはいられないタチなのです。

アルベロベッロはバーリからすぐ。
なのですが…列車がゆーっくり進むので
2時間かかります。
あまり体調が良くないので
バタバタ動くよりも
ゆっくり乗っていられる方が
ある意味好都合?

ですが、出発前、駅の構内では
空気を読まないイタリア人にイライラ。
一台しかない券売機、
紙幣受け付け拒否なのに
コインを持たない男性が
諦め悪く何度もチャレンジして
長い列ができています。
周りの人のアドバイスを聞いて
ようやくバールへ両替に向かい、
その間もなぜか彼のために
順番を開けて待っているという
よく分からない事態。
出発時刻は迫ってるし、
乗れなきゃ次の列車は1時間後だし…
でも、誰も急かさないって…
日本じゃありえない!

体調悪いのにさらに
気分も悪くなりそうなところ、
なんとか順番が回ってきて
出発には間に合いました。

いや、出発時刻は
とうに過ぎてたんですけど…
列車が遅れることを
皆、察してたからか
焦らなかったのか!?

おまけにプラットホームの乗り場も
案内がなく全く分からない…
近くにいるカップルに聞いてみたら
たぶんこっちよ、と。
で、実際に列車が来てみたら、
こっちだったわー!と
3人でバタバタ移動するのでした。

そんなスタートから始まった本日の冒険。
2時間の車窓の旅でやってきました
アルベロベッロ。

まずは教会の方へ歩いていくと
見えてきます、可愛い円錐屋根の白いお家。

トゥルッリ。
どこかほのぼのとした柔らかさを放つ
イタリアなのにイタリアじゃないみたいな
街並み。
町全体がこのトゥルッリで
埋め尽くされたように集まっていて
その数1,500軒もあるそう(by Wikipedia)。
歩いているだけで
おとぎ話の世界に迷い込んだように感じます。

だけど、これは農民が
手に入れやすい石灰岩を使って
造らせたまでで、
しかも簡易的にみえるのは
反抗的な農民への見せしめだったと…

見た目の可愛さの裏には
苦しい歴史がしっかり残っていました。

そんな町の一角に歴史博物館
「トゥルッロ・ソヴラーノ」

かつての農民の暮らしぶりが見られる
展示物がたくさんありました。
受付のお姉さん、日本人慣れしてて
日本語ペラペラ(笑)。
さすが有名観光地でした。

博物館さえ見てしまえば
あとはもう街ブラのみでOK。
連なる円錐屋根の景色を
たっぷりと見納めたら
列車の時間を気にしつつ、
ちょっと早めに駅へ戻ることにします。

風邪+日差しの暑さで、
予想以上の体力消耗…
滞在時間わずか2時間の
弾丸ツアーとなりました。

でも、行ってよかった!

翌日の体調がどうなるかはさておき…
行って後悔のない世界遺産ツアーで、
本日も冒険も、「めでたしめでたし…」
でした。

8へつづく…

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