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2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅46~スイス・ベルニナ鉄道

イタリア、ティラノで一泊したら、
ここからは「世界の車窓から」…改め
「スイスの車窓」からの始まり始まり~♪

イタリア国鉄駅の道を挟んだ向かいに
スイス鉄道の駅。

なのに…
分かりやすいスイス国旗付き案内で
スイス鉄道駅を教えてくれていたのに
てっきり赤十字マークだと思い込み(笑)
病院か医療機関だと思って素通りしてしまった私。

ちょっと無駄足を踏んでしまいましたが
この勘違いにすぐ気付き、
苦笑いしながら駅構内へ戻ってきました。

窓口でチケットを購入し(7625円!)、
早速、サンモリッツァ駅行きの列車に
乗り込んだら旅はスタート!

緑の豊かな山間の線路を
少しづつ登っていきます。

途中で大きな湖をぐるり。

この季節、シーズンオフということもあって
2等の席はガラガラ…
よって、好きな景色を求めて
席を移動できるというのが有難く、
あっちへいったりこっちへ行ったり。

同じように左右に動き回る旅行客も数人いて
駅停車時には窓を開けて
景色をガッツリ撮影する青年も。
彼らの貪欲さに刺激を受け
私も便乗して撮影させてもらいました。

どんどん山を登っていくと
そこはまさに世界の車窓からの景色そのもの!

あのテーマ曲が頭の中で流れ出し
テレビで見ていた景色の中に自分がいるのが
とても不思議に思えてきます。

あの時テレビで見た
どこか遠くの知らない場所に
今、自分が現実にいるなんて…

いつかの夢が現実になる瞬間、
それは何とも言えない
シアワセに包まれる感覚でした。

途中、サンモリッツ駅で乗換え。

約1時間の乗り換え時間を利用して
外の雪景色を眺めて歩きます。

駅構内にも可愛いフォトスポットがあったり
お土産屋さんがあったり楽し気な雰囲気。
ウロウロしていたらお茶を飲む暇もなく
あっという間に再出発の時間がきました。

再び乗り込んだ列車はスキー客が乗り降りしてきて、
さっきよりも慌ただしい車内。
線路側にはスキー場が見え、
灰色の寒空の中にも活気があふれていました。

徐々に山道を下っていくと
白い雪は姿を見せなくなり
替わりに明るい光に包まれてきます。

標高2253mのベルニナ岬を超えた
約5時間半のベルニナ鉄道の旅は
午後3時スイスのクール駅到着をもって終了。

バレー観戦の合間にまたひとつ
素敵な経験ができました。

クールではホステルに宿泊し
翌日の早朝出発に向け早めに就寝準備。

同室の人の邪魔にならないよう
明るい部屋で目隠しして眠ろうとしていたら
電気消そうか?と気を効かせてくれた青年。
彼のチェックイン時、
スタッフを呼ぶのに電話を貸してあげた分
ここで気遣ってくれたのかもしれません。
ギブ&テイク…見知らぬ人と
いい関係が保てるのもホステルの醍醐味。

のどかな景色の中の
がらんとした共同ドミトリーで
静かに夜は更けていきました。

47へつづく…

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