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2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅98~サポーターバス

2月28日(日)
ペルージャ出発の当日。

朝から身支度を整え、
予定通り9:00にはホスト宅を出発。

部屋とバスルームを
行き来しているのを察して、
ホストは見送りに出てきてくれました。

起きられたら…って言ってたけど、
律儀に出てきてくれたんだ…
そんなホストの優しさを感じ、
胸が熱くなります。

ありがとう!
また機会があれば、来るね!!
そう笑顔でお別れを告げ、
5日間の我が家を背に歩き出しました。

ここからは今夜の試合会場である、
ピアチェンツァへと向かいます。
列車とバスを乗り継いで…
と、いつもなら向かうところですが、
今回はサポーターバス。

アウェーでの試合当日、
サポーターの皆さんが大型バスで
会場へ訪れるのを聞いていたので、
お友達にお願いをして、
同行させてもらうことにしたのです。

料金はチケット代込みで
3ユーロ(約500円)。
な、な、なんと破格な料金設定!!

列車で向かえば、恐らく5千円以上、
いい列車を使えば
1万円くらいするであろうに、
こんなんでいいの!?

どうやらバスは
チームが出してくれるらしく、
毎回こんな金額なのだそう。

と、ついお金に目を向けてしまいますが、
いやいや、それよりもなによりも、
プレミアムな時間を体験できるのが
ファンとしては最大の喜びです。

未知なる世界サポーターの空間を
味わえるチャンスにワクワクが止まらず、
この最後の観戦の旅を
楽しみにしていたのでした。

よって、ペルージャを離れる寂しさなんて
微塵もありません(笑)。
郊外の集合場所まで15分ほど列車に乗り
ここから約6時間のバス旅がスタート。

乗り込んだバスには
お馴染みの顔ぶれがいっぱい!
チャオ!チャオ!と挨拶を交わしたら、
車内はまるで修学旅行ムード。

音楽を流しカラオケタイムを楽しむ若者に、
おしゃべりを楽しむマダム。
お菓子を配って回る
おじさんもいたり、
「ホーム」の温かい空気が
広がっていました。

ペルージャから1時間弱走り…
一旦、サン・ジェスティーノへ。

ここで第2陣が乗り込み
これで全員集合。
いつもよくしてくれる
おばさまもここで集合し
ここからは豪快な笑いの絶えない
さらに賑やかな車内となりました。

2時間ほど経つとお昼の休憩タイム。

サービスエリアでランチをとります。

カウンターで注文して
トレーに乗せてお会計という
日本でもおなじみのシステム。

リゾットが美味しそうだったので、
今回の旅で初挑戦してみました。

女の子たちグループと
ランチを食べながら女子トーク(笑)。
他愛のない話からいろいろ発展し、
バレーファンならではの話も。

選手の○○にはちょっと厄介なファンがいて
彼女は○○のツイッターに、
毎朝晩、「おはよう」と「おやすみ」を
送っているんだよ!
彼女はミラノ在住だから、
きっと今日も来るよ!
彼女はストーカーなの!!

という具合。
こういう会話、
日本でもどこかで聞いたような…(笑)。

日本の選手のファンにも
ストーカーチックな人がいると
聞いたことがあったし、
ファン同士、こういう会話も
しょっちゅうしていたし、
あははは…どこも一緒なんだなーと
嬉しくなります。

そんなトークに花が咲いた
ランチタイム。
これもまた、ファンが集う
サポーターバスでの醍醐味でした。

99へつづく…

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