パリオリンピック観戦旅6~パリ観光②
観戦OFF日2日目は、友人4人揃って観光へ。朝は肌寒く、日が昇ってもさほど暑くは感じなかったので、ホテルから歩いて向かいました。
1時間ほどの散歩道を経て到着したのは…
エッフェル塔!
ビーチバレーの会場となっている公園の反対側に回り、ふもとから五輪マークの付いた期間限定のエッフェル塔を拝みました。
ここぞとばかりに写真撮影をしていると、近くから盛上る声が聞こえてきます。目隠しをされた道路の奥から聞こえる声援のような声、どうやら競歩の試合の真っ最中のようで、目隠しの隙間から選手の姿が確認できました。
ホテルの近くには卓球、ハンドボールの会場、そして目的地エッフェル塔裏はビーチバレー、反対側は競歩…。道を歩けば棒に当たる…ならぬ道を歩けば五輪会場に出くわす如く、街中が五輪ムード。これがオリンピックというものなんだな…と体感します。2020年もコロナ感染拡大がなければ、これを東京で体感できたのでしょう…。そう思うと残念でなりません。
思いがけず出くわした競歩の戦いを横目に見ながら、川沿いを歩き続け、程よきところでセーヌ川を横断。
川越に見るエッフェル塔も画になります。
そのまま歩き続けてシャンゼリゼ通りへ。そこでこの旅初めての外食をすることにしました。
入ったお店は日本でもおなじみのスイーツ店「ラデュレ」のカフェ。
マカロンが有名ですが、マカロンなら日本の店舗でも食べられるので、ここではサンドイッチを注文。
サンドイッチというか…これだけでちゃんとしたフランス料理に見えます。この一皿に芸術を感じました。
そのあとはシャンゼリゼ通りを歩いて凱旋門まで。
パラリンピックマークの付いた凱旋門もカメラに収めます。道路の下をくぐって凱旋門の下まで行き、下から眺めて満足したところで、午前の観光を終えました。
一旦Uberでホテルに戻り、休憩を挟んだら、夜遊びを楽しみに再び繰り出します。
フランスを訪れるたびに、いつか機会があれば行きたい…と思っていたムーランルージュ。
ちょっと気取って、おしゃれして向かいました。
なかなか一人では訪れるのには抵抗感があるムーランルージュのショー。知り合いのダンサーさんが、「キャバレーだけど、恰好はあれだけど(笑)、ショーとしては素晴らしい!」と言っていただけに、ずっと見たいと思っていました。バレー観戦の合間に、興味のない友人を巻き込むのは申し訳ないので、ひとりでも行くつもりでいました。が、友人の一人がミュージカル好きで先月もちょうど日本のミュージカル「ムーランルージュ」を見てきたところだというので、意気投合しました。
私たちが予約したのはディナー付ではないショーだけのプラン。
21時の開始前、20時に店内に入ると既にディナーを楽しむお客さんで賑わっていました。
私たちが通されたのは端の方の席。アジア人差別もあるのかな…と思いましたが、そこはあまり追求せず…。隣の席の欧米人は納得がいかなかったようで、ウェイターさんに直訴。中央の方の席へ移動していましたが、小心者の私たちは通された席で楽しみました。
憧れのムーランルージュ、キャバレーの世界。一人だと気おくれして緊張してしまいそうでしたが、友人たちのお陰でリラックスして楽しめました。
ショー開始を待つ間、飲み物を注文する際のこと、中ボトルか大ボトルか、シャンパンのサイズで頭を悩ませていた友人は、ウェイターさんが見せてくれた実物の大きさを見て「Big Bottle」と即決。大酒飲みと一瞬でウェイターさんに見破られ、彼女はその後も彼から「Big Bottle」と呼ばれていました(笑)。
五輪同様、敷居が高いと思っていたムーランルージュが、こんな気さくなものだとは…。以前よりは観光客も増え、昔ほどドレスコードはうるさくなくなったと聞いていました。実際に、スニーカーや短パンで来ている人もいたほど。気品が損なわれるのはなんだか残念ですが、一方で、気楽にショーが観られるのは好都合。特に五輪期間はいろんな国からのお客さんで埋まっているので、構えずに鑑賞できました。
そんなムーランルージュ。
想像していた以上の露出度で、最初は結構な衝撃を受け、場違いなところに来たかな…と思いました。が、見ているうちにそれがだんだん気にならなくなっていくのです。とにかく華やかな衣装でそれを見るだけでも楽しい!中には息をのむ高度な雑技もあったり、華やかなダンスショーだけだと思っていたら、様々な演出も。大きな水槽で泳いだり、小さなステージでのスケート技、宙づりで客席移動、想像以上に多様なエンターテイメントが楽しめる内容でした。
21時に始まったショーは22時半前に終了。外へ出てみたらまさかの大雨で
びっくり!!
幸い、Uberもさほど待たされず捕まり、ホテルまですぐに移動。雨でぬれた体が凍えそうで、車内では体を寄せ合って暖を取りました。
7へつづく…
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