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2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅40~クラヨーバ対ガラツィ

2月17日(土)
初のルーマニアリーグ観戦は
クラヨーバ対ガラツィ。

本来はガラツィのホーム開催のはずでしたが
直前にスケジュールを見たら
急遽、クラヨーバへ変更になっていました…。

首都ブカレストを挟み逆方向にホームを持つ両チーム。
次の試合へ向かう移動の関係で
変更になったらしいのですが、
その会場変更に気が付いたのが一週間前…。
こういう突然の変更があるなんて
前代未聞のことだったので、
無事にクラヨーバへたどり着いたことでも
もう十分な達成感を得られていました。

会場の中に入ると空席だらけ…
ルーマニアの上位チーム同士の戦い。
注目が集まるはずのカードなのに
この集客は。。。

イタリアだったらペルージャ対ルーベのように
事前にケット完売しそうなものなのですが、
ルーマニアではこの通り。
男子バレー人気を物語っている景色でした。

この戦いを狙ってやってきた理由…
それはセルビア代表リベロ対決が見たかったから。
長年代表を支えているロシッチはクラヨーバに。
そして、ここ最近スタメンを任されている
マイストロビッチはガラツィに。

新旧セルビアリベロ対決、
さて、どっちが守り抜けるか…!?

と期待していたら、
マイストロビッチのユニが・・・
ん…?みんなと同じ色…
リベロじゃない!?

確かシーズン開幕当初はリベロとして
出ていたはずなのに…
いつの間に!?
まぁ、確かに元々サイドの選手だから
こういう使い方もありなのか…
ちょっと残念な思いですが、
でも、どんな攻撃をするのかは
興味ないことはありません。

セルビア代表、ポーランド、フランスと見てきて
3シーズン目で初めて彼のスパイクを
まじまじと見させてもらいました。
ガラツィにはもう一人セルビア選手が在籍。
二コラ・コバチェビッチ。
コバチェビッチと言えば今やウロシュの時代だけど、
二コラも本当に素晴らしい選手!
代表を抜けた後、こうやって
クラブチームでしか見られない今、
この戦いを楽しみにしてきた私。

なのに…なんと、怪我をしているようで
今回は控えに。
マイストロビッチ、二コラ共に
私の思い描く理想のスタメンでの試合は
叶いませんでした。
(マイストロビッチは途中ちょっと出たけど…)

しかし、クラヨーバのロシッチは魅せてくれます。

代表でも安心感のある守備はここでも健在。
そして、兄貴的立場でチームに声かけ
まとめている感じが伝わってくる!

代表の時とは違うメンバーと
一味違ったコート上での関わり方がとても新鮮。
選手の違う顔を見られて
その選手をさらに深く知られたような気分になり
嬉しくなるのでした。

クラヨーバにももう一人セルビア選手、
オポジットのブラゴイエビッチ。
彼は去年代表に召集されており、
ワールドリーグでほんのちょっと見ただけですが
うん!なかなか、決定力も高くて
若いながらもチームを引っ張っている!!
いやぁ、ここから期待が持てる選手!

ホントにセルビアにはいいオポがいっぱいで
選手層が厚く充実しています。
アタナシエビッチ、ルブリッチ、
ぺトコビッチに続いて新たな新生☆
将来が楽しみな選手を見つけました。

ルーマニアは若い女性というより
年配の男性の割合も多く、
ちょっと酔っ払いチックな
質の悪そうなおじ様たちがちらほら…
納得のいかない判定に
コート前まで行って喚き散らす彼ら。

おおぉ、荒れてるぞ…
これは怖い…
と思っていたけれど、
そのコート前まで行って熱く訴える姿が
全く審判の耳に届かず
それが逆に滑稽にも見えてきて、
(彼らもそれを狙ってた感もあり…!?)
ガラツィの選手もその光景を見て爆笑。
観客数は少ないけど、
熱くなるルーマニアバレーファンたち。
新たな世界を垣間見ました。

41へつづく…


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