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パリオリンピック観戦旅5~パリ観光①

試合後はホテルに帰って夕食TIME。共用キッチンのレンジで日本から持ってきたレトルト食品を温め、いただきま~す。
先月はスロヴェニア、今月はパリと、この円安の中で月1欧州旅はさすがに厳しいので、できる限り食費を押さえようと各自準備してきました。カップ麺にカップ焼きそば、レトルトごはん、レトルトカレー、フリーズドライのみそ汁、のり、梅干し…。これに地元スーパーで購入した食材を合わせ、5泊×3食の半分は賄える計算です。周囲には、それぞれ持ち込んだ食材を食べる各国の人々…。近くに卓球の会場もあるとのことで、観戦に来ている中国人が多数、夜な夜な怪しい匂いのする鍋を囲んで食べていました。

7月31日(水)
午前中はまず洗濯のため、コインランドリーへと出発。
先客のご夫婦の真似をしながらチャレンジしてみますが、いやぁ…難しい…。どうやら周りの人たちも地元民ではなく観光客のようで、教えるほど分かっていない模様。尋ねたおばさんには、分からない…と一旦拒否されましたが、あまりのひどさに見かねて助けてくれました。

おばさんに教わりながら無事、洗濯開始!
と思ったら…肝心な洗剤を入れ忘れあたふた。よく見たら洗剤を入れる場所が4つもあるではないですか!洗剤と柔軟剤とあとはなんだ!?どこに洗剤を入れたらいいのか分からず、とりあえず洗剤がうっすらこびりついているところに入れてみますが、そこには水が流れず洗剤が洗濯槽に流れてくれません。すでにおばさんの姿はなく、ここは自力でスマホの翻訳機能を使いながら解読していきました。

結果、洗浄の前にプレ洗浄というのがあることが判明。なんてことはなくプレ洗浄のあとに無事、私たちの入れた洗剤は洗濯槽に流れていきました。

洗濯が終わったら今度は乾燥スタート!温度調整があったりと、ここでも苦戦しましたが、なんとか無事に終了。ふぅ…。自宅なら一瞬で終わる洗濯機操作も大仕事。普段一人旅の時は手洗いで乗り切るので、新しい経験でした。

さて、これから3日間は観戦OFF日の完全フリータイム。
朝の大仕事を終えたら、早速午後からは観光へと繰り出します!!
みんなでワイワイ観光へ行くはずが4人中、2人が体調不良とのことだったので、主要な観光地は皆で行くときに残し、とりあえずパリの街中を見たく出発! 最寄りのメトロではボランティアの方々のお陰で、チケット購入も、乗り込むプラットホーム探しも問題なくスムーズにいきました。

とりあえず…の観光で向かったのはオペラ座界隈。

辿り着く前に可愛いカフェがあったので、早くも休憩しました。

鮮やかな色彩のポールスミスのカフェですが、あれ?ポールスミスってパリではなくロンドンだよね…。あとになって気付いたのでした。

カフェからすぐのオペラ座をぐるっと回って、そのあとは百貨店巡り。

ラファイエット百貨店の屋上に登れば、パリ市内を一望できます。

おー、エッフェル塔が見える~!!
小さくてもエッフェル塔が見られれば、パリに来た感が一気にUPします。
有名百貨店ラファイエット、館内から見上げる天井も美しい…

買い物というよりは撮影のために訪れた感じになりました。

一応、オシャレなお土産が並ぶところだけはじっくり見ましたが、円安の影響でお財布のひもは全く緩みません。可愛いものはいっぱいあるのですが…見るだけで十分でした。

帰りもメトロでホテルへ。百貨店からメトロの駅まで行くのに道に迷ってしまったようで、これまたボランティアの方に助けていただきました。が、それでも迷ってしまいさらに時間ロス…。旅はなかなかスムーズにいかないこともありますが、実はそれがその後に訪れる絶好のタイミングには必要だったのかも…。

メトロを降り、最寄り駅からホテルへと戻る道でのこと。バレー会場の最寄り駅前のカフェは、観戦前か観戦終わりか、様々な国の観客で賑わっていました。相変わらずポーランドサポーターは分かりやすく赤白の装い。そんな店内を歩道から見ていると、横顔がトドロビッチに似ている男性に目が留まりました。似てるなー、でもこんなところにいないよな…。と、思ったら、手前に座る男性の横顔がマイストロビッチに激似。さらに横の男性に目を向けると、正面に構える男性がどう見てもマシュロビッチ! そしてそして、その前に座っている男性の後姿はまさにアタナシエビッチではないですか!! ぎゃー、こんなところにいるとは!!! 

さすがにプライベート、しかも五輪期間中、2日後には重要な試合を控えた大事な選手たち…
そう思ったら声を掛けるのも申し訳ないと、素通りしようとしたのですが…ガッツリ凝視してしまい違和感アリアリだったのか、間に座っていた男性に気付かれてしまいました。何か言葉を発したその男性…そして一斉に振り返る選手たち。気付かれた!?
ならば…この場で逃げるのも変なので、ここは遠くから手を振っておきました。

あとでSNSをみてみると、どうやら選手たちは女子バレーの試合を見に来て、その帰りにカフェに立ち寄って喋っていた模様。
アタナシエビッチ、マイストロビッチ、マシュロビッチは仲良しで、一緒に行動するのも分かるけれど、そこにまさかのトドロビッチ!?
チーム内、世代間の壁を感じていたこともあり、トドロビッチがここに混ざっていることがとにかく驚きで…と同時に大きな喜び感じていた私たち。セッターである彼がこれからのセルビアチームを作るのに中心なっていくために、こんな社交性が重要になると思っていたからです。どことなく一匹狼的な人を寄せ付けない雰囲気があるだけに、このカフェでの光景に私と友人は変なテンションで喜び合っていました。

6へつづく…

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