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2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅102~ピアチェンツァ試合後

やっぱり最後は見届けたい…
試合直後コートが見えない
階下にいた私は
どうしても見納めたくて
コートが見える位置へ移動。

サポーターのお友達もそれを察して、
近くに行こうと誘ってくれ、
最後に選手の姿を
コート側で見納められました。

選手と写真を撮ったり、
話しかけに行くこともできたけれど、
でももう、これで十分。

試合中の幻の笑顔が
脳裏に焼き付き、
これに上書きしたくなくて、
ここで最終保存しておきました。

この思い出さえあれば生きていける…

これで私のペルージャ追いは完結。

荷物をバスに乗せ込む
サポーターたちとは逆に、
スーツケースを取り出す私。
ここで、彼らとはお別れ
しなければなりません。

大雨のせいで
みんなに挨拶して回れず、
バスに乗り込んだ彼らに
外からバイバイ。
手を振ってさよならを伝えます。

またいつか会おうね。
そんな思いを窓の外から
精一杯送りました。


大型バスが移動し
ひっそりとした駐車場から、
スーツケースを引き、
ホテルまで歩きます。
この旅最強の土砂降りの中、
雨と風に打たれながら…。

最後に来たか…この悪天候。
めげそうになりますが、
でも、心は最高のフィナーレを迎え
このくらいじゃへこたれません。

まだ生暖かい観戦の記憶が
私を笑顔にさせてくれます。

わずか数分の距離を
びしょぬれになりながらホテルまで。
そしてチェックインして
部屋に入ろうとしたら、
手際が悪くて、
カードキーを中に入れたまま
ロックしてしまうという失敗。

ついてない…

けど、そんなミスも
今の私にはなんのその。
そのおかげで
レセプションのお兄さんと
ちょっとしたトークができ、
溢れるバレー愛を
伝えることができました(笑)。

お兄さん:バレー見てきたの?
私:うん。ほら!
(着ていたペルージャのTシャツを見せる)
お兄さん:わおー!!

私のシナリオでは最後の観戦を終え、
ここで寂しさに浸り、
静かな夜を過ごすはずでしたが、
予想に反し、気持ちはハイ。

テンションを抑えられず、
眠る気分ではなく、
ゲームで当たった
デセッコのレプリカユニを着たり
思い出のグッズを並べて
写真を撮ったり、
夜を楽しんでいました。

ベッドに入ったのは
2時過ぎでしょうか…

高かったテンションの分、
ぐんと深い眠りにつき、
朝まで熟睡していました。

103へつづく…

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