パリオリンピック観戦旅12~帰国
8月4日(日)
帰国の日の朝。到着した日は暑かったのに、日を追うごとに涼しくなっていき、この日は半袖では寒いくらい。薄手のカーディガンでも寒さを感じるほどで、これだったらエアコンなしでも全然OKだと思う程でした。
昨晩の観戦あとの早朝移動でかなり寝不足ですが、この後機内で眠ることを思うと好都合。恐らく今回も中国東方航空の機材は、大したエンターテイメントがないだろうし、きっとと寝るしかないはず…。というわけで、一番早い出発の友人に合わせてホテルをチェックアウトし、Uberで空港へと向かいました。
最初の出発は、9:30エールフランス羽田行きの友人。空港着ですぐにお別れとなり送り出しました。
残された3人は、時間があったので空港で朝ごはん。出発フロアの端にあるマクドナルドへ向かいましたが、入口にあるマックカフェは早朝から開いていますが、奥のマクドナルドは10時から。席はがらんと空いていたので、早めに入店し、オープンを待ちました。
パリ最後の食事となるマクドナルド。これがなかなか衝撃的な店舗で、世界でも類を見ない酷いマクドナルドでした(笑)。
まず、20人はいようかというオープン待ちのお客さん相手に、スタッフは2人。しかも全く急ぐ気配がなく、のんびりと注文の商品を準備しています。
ファーストフードでこのスピード感はおかしいでしょ…と怒りを通り越して呆れるほど。朝限定の定番メニュー、出てくるのに1時間近く待たされました。しかも受け取りに行ったら、セットメニューのパンケーキが忘れられている! これは言わねば…と訴えたら、パンケーキは品切れだから、あとで別の商品を用意する…とのこと。いやいや、定番メニューでガッツリメニュー表記もしてあるのに、注文後に品切れってあり!?
もちろん別の商品なんて用意してもらえるわけはなく、1時間以上はテーブルにいましたが、どんどんお客さんが増えていく店内で店員さんにそんな余裕はなく、完全に忘れられていました。
GoogleMAPに書かれていた口コミが酷かったけど、いやぁ、全然大げさではなかった(笑)。日本のマクドナルドが優秀なのか、それともこの店舗が異常なのか…。今までもフランスで何度かマクドナルドは訪れたことがありますが、こんなことはなかったはず…。マック=早いというのが成り立たないところもあるのだとここで学びました。
お昼を前にもう一人の友人とお別れ。
彼女はエールフランス成田行きの便で日本へと戻ります。
そして最後は残された私たち2人、中国東方航空で上海へ。
上海から成田へと飛ぶ友人と、途中までは同じルートで戻ります。
悩みの種だった機内食でしたが、復路はフランスから食材を持ち込むようで、今回の機内食はしっかり食べられました。
写真にはメインのお皿がが乗っていないですが…ちゃんと食べられる料理でした(笑)。
2食目も美味しいパスタとクロワッサン。期待していなかっただけに、満足度が高い機内食でした。
上海到着後、既に成田までの航空券をパリで受け取った友人はそのままターミナルへと移動し、長崎行きの航空券を受け取れなかった私は、乗り継ぎカウンターへと向かいます。
この乗り継ぎカウンターがまた、要領が良くない…。30組はいそうな長蛇の列で、素早く移動したいのになかなか列が進まず、2時間のトランジットにハラハラ。ですが、上海ー長崎行きの便が急遽、1時間あとに時間変更となっていたようで、事前にその変更のお知らせが来ていたので、その変更時刻を信じて待ちました。
時間変更となっていたけれど、遅延とは違うのか…?どちらにしろ、中国便=遅延と思っていたので、1時間遅くなるのは許容範囲。過去に2時間遅延もあったので、中国乗継はこれも含めての価格だと納得しています。
その分、ラウンジでのんびりできるのでラッキーと思うことに。
1時間の時間変更の末、無事に上海を離陸…。そして2時間後、故郷、長崎へと無事に戻ってきました。
長崎空港へ到着すると、いつもは中国人しかいないのでさらっと入港できるのですが、さすがに夏休み旅行シーズンだからか、今回は数人の日本人が先に並んでいました。それでも入国審査はあっという間に終わるので快適。羽田や成田、関空を思うと、地方空港からの出国入国は待たされることなく本当に便利です。
そんな海外渡航…さて、次はどこに行くことになるのでしょうか…。
この時点でポドラスチャニンもアタナシエビッチも、リシナツも、クラブチームが決まっていません。ヨボビッチ、イボビッチ、クルスマノビッチはロシアだから行けそうにはなく…。そもそも、長期の休暇が取れるかが分かりません。五輪のためにお休みが取りやすい契約で働いてきましたが、これを機にまた契約を戻し仕事に力を注ぐ予定。もしかするとヨーロッパは難しくなる可能性もあります。昨季のアタナシエビッチの中国上海は近くてホントによかったのだけれど…。
でも、きっと所属クラブが発表されたら、また観戦旅を無理やり計画するんだろうな…(笑)。
五輪の夢を叶え、推しの代表引退は見届けても、まだまだクラブチーム観戦旅の楽しみはあります。燃え尽きず長く応援していくためにも、まだポドラスチャニンとアタナシエビッチには、クラブチームで頑張ってほしいと願います。彼らが現役を引退するとき…それが私のバレー観戦引退のときになるのでしょうか…。五輪観戦の夢を叶えた今、次の目標は漠然としているのでした。
完
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