俺は職業病に悩まされる顔面師
WEBや映像を作る宮沢です。先日、妻が偏頭痛を治すべく近所の脳神経外科に行ったのだが、そこの先生がすごく丁寧で理論的に説明してくれるので分かりやすいと。俺も眼精疲労と肩凝りの頭痛がずっと続いてるので、とりあえず診てもらうことにしました。
そう、眼精疲労はパソコンと向き合い続ける仕事なのでもう職業病と言っていいほど、20代の頃から悩まされています。
何度も眼科に行きましたが鎮痛剤をもらうのと、言われることは「目を休めてください。」ばかりでした。他は、遠くを見るようにとか、緑を見るようにとか、とにかく目の周りの筋肉をつけ、凝らないように心がける、そういうことです。
山梨に移住して、遠くを見る機会も増えました。
それでも、週に一度くらいのペースで、朝起きると二日酔いのような頭痛が起こる。ひどい時は目眩と吐き気が出るのでほとんど身動きがとれなくなります。しかし、決まって夕方には治るのです。
それが20年間以上ずっと。
俺はもう治療自体諦めて生活をしていました。
脳神経外科の先生にそのことを伝えたところ、先生は、
「その症状は決まって朝から?」と。
俺は「そうです。」と答えました。
眼精疲労の場合は、大体が目を酷使してから症状が出るので夕方から夜の場合が多いとのこと。
まじか。。じゃあどういうことだ。。
先生は「朝、症状が出るのであれば、夜に原因がある」とのこと。
うむ。なるほど。
「例えば、寝てる時、いびきや歯ぎしりはどうですか?」とのこと。
たぶん、どちらもしてる気がする。。。
いびきであれば、鼻に原因があって、歯ぎしりであれば、歯に原因があると。
なるほど、じゃあ目関係ないじゃんと俺は思いました。
いずれにせよ、脳のMRIを撮って、頭に異常が無いかはチェックしましょうということでした。
あと、先生が言ったのは、
「宮沢さん、鼻声ですね?風邪引いてます?」と。
俺はその時、風邪も引いてないし、鼻声だという認識もなかったのです。
鼻詰まりはもう小さい頃から当たり前で、万年鼻詰まりのようなもんで、自分では全く気にしたことはなかったのです。だからそれを指摘されたことに俺はビックリしました。
「もしかしたら副鼻腔炎かもしれない」と先生は言いました。
副鼻腔炎??はて?
そして、MRIの結果は、脳に異常なし。
あと詳しくは耳鼻科にいってみてとのことだったので、耳鼻科に行ってみることにしました。
耳鼻科の先生に事情を説明すると、
「あー、はいはい、とりあえずCT撮ってみましょう」と、なにかよくある症状的なテンションで対応されたのです。
結果は、左眼の近く眉間の辺りで炎症を起こしているとのこと。
おそらく慢性的な副鼻腔炎ですと先生は診断されました。
お分かりでしょうか、20年以上ずっと眼精疲労だと思っていたことが、副鼻腔炎だったことに。
こういう仕事だから眼精疲労だと思い込んでいたことにビックリしました。
完全に騙されたのです。
自分の顔面に。
顔面詐欺ですよね。
恐ろしい。。
そして、もっと恐ろしいのが、副鼻腔炎の治療はめっちゃ時間がかかるとこのこと。
結局、すぐ治るわけではないのです。
皆さんも思い込みには気をつけましょう。
(宮沢)
※写真はBeek土屋さんに撮ってもらったものを加工したものです。