1週間日記 ちょうどよく生きることの難しさ
2024/09/28 (土) 「ちょうどよく生きることの難しさよ」
はれ
友人とCasual Meets Shakespeare Macbeth SCを観劇しに行った。CMSシリーズを生で見るのは2回目(Othello)、YouTubeでの公開を含めると3回目(Hamlet)。SはシリアスのSで、CはコメディのCである。同じ演目をほぼ原案と同じテイストで演じるのがSで、話は変えないがコメディタッチで演じるのがC。Othelloを観に行く前には悲劇なのにコメディ?と訝しんでいたが見れば納得、登場人物にとってはこの上ない悲劇だけれど、観ている私たちからすればどこか滑稽で、そこにコメディとの相性の良さを垣間見ることができそうなのである。というか、多分そう。
さてHamletとOthelloはともかく、Macbethはかなり主人公の自業自得感が強いお話でおる。故にあんまり泣かずに済む。唯一泣いたのはマクダフ夫人と子供が殺されたところくらいである。推しと言っても最初にぱっと見で顔がすきな男女がいていい顔〜!と眺めていたらまさかの夫婦役だっただけなのだが。浅はか。推し家族、死んだー!!!マクダフは生きてるけど!の気持ちで観ていた。
もともとは2.5舞台で出てる役者目当ての友達の付き添いだった。主演もまぁその2.5舞台には出ているものの目当ては他の役者だったのだけれども、主演が出てきた時に「あれ?この人こんなにカッコよかったっけ?」と衝撃を受けた。役柄もあるのかも、と思っていたけれどCの方でもやっぱりかっこよかった。かっこいいらしい。なめてた。鯨さんすまん。
個人的に笑ったポイント(順不同)
①マクベスがダンカン王を殺して錯乱している中でマクベス夫人が「あなたが殺したのよ!」と嬉しそうに言ったところ。この女鬼畜すぎんだろ!と爆笑しそうになった。【S】
②女の股から生まれた者にマクベスは殺せない!というセリフでえーじゃあ放火とかならいけるの?あっでも火を放った人が女の股から生まれてたらダメか〜...と思ってたらマクダフが「母の腹を突き破って生まれた!」と言い放って目から鱗、一休さん状態。その方法があったか!!!!!!!と拍手したかった。【S】
おんなじシーンで「帝王切開だ!」と言い放つマクベス【C】
③森は動かぬ!!!!→動くんだ笑【S】
④マクベスの城での宴会シーンでバンクォーとダンカン王がガキ使の「○○、OUT〜!」の効果音で出てきたところ。【C】
⑤始まり方。さわだ〜!【C】
ところでシェイクスピアあるあるなのかもしれないが劇後半に舞台と現実が曖昧になる台詞回しがある。Hamletの記憶は薄いが(映像の記憶って舞台と比べると残りにくい)少なくともOthelloでも似たようなくだりがあった。舞台の真ん中に立ち、観客の方向を見て、一つの真理のようなものを述べるのだ。ここまでのことの運びを見ていたらわかる総括のような、このセリフをこの演劇を観た人に伝えたかったのだろう、と思えるようなものを。その瞬間にわたしは数百年前に引き戻される感覚になる。遠い昔、異国の地で、確かに初演されたマクベスがあったのだ。そしてわたしと同じように感じた人がそこにいたかもしれないのだ。どう頑張っても関わることのないその「誰か」と、わたしは今同じ感情を共有しているのかもしれない。古典ってすごい。こうしてまた新しい舞台を観に行くことになるのだろう。
ちょうどよく生きることの難しさよ。
2024/09/29 (日) 「全然元気に大爆睡してるけど」
はれ
昼から集まってサックスの練習をした。わたしだけ性別も年齢(はおそらく近めの人が1人いる)も違うので気を遣われているのを感じる。そしてわたしはかなりの生意気である。いろいろ申し訳ない。まぁ楽しくやればいいのだ、別に同じ会社の上役とかではないし。
サックス練習後家に帰って昼飯を食べ、溜まったwebラジオ等を聞いていたらいつのまにか寝てしまったようで起きたら23時だった。やりたいことたくさんあったのに…大人になったら寝たくてもそんな長時間寝てられなくなるとの噂でしたがいつなりますか?
2024/09/30 (月) 「関連なし」
はれ
久方ぶりに祝日じゃない月曜日が来て気分は下がるものの、推しのアルバムリード曲が解禁された為日付が変わったあたりからずっと元気である。わたしはめちゃくちゃすきだけど、では普段推してない人たちに広く聴かれる曲か、と言われると微妙な気がする、と思ったのは秘密だ。
サックスのレッスンがあった。アンサンブルなわけだが毎回同じところで躓いている。リズムがどうも合わない。わたしは正直楽譜が読めるので何に躓いているかわからないのだが、読み慣れていない人にとっては音階以上にリズムを読むのは難しいようだ。そういえば学生の頃バンドを組んでいた時もドラムにリズムを教えていた。それくらいリズムを読むのは難しいらしい。ただわたしも油断してはならない。わたしは走る癖がある。エレクトーンでも、ギターでも。意識してリズムを聴かないと脳内の音源に合わせてしまうのだ。楽譜に「走らない」「ふ」と書いておこうと思う。「ふ」は苦しい時こそ息の吐き方のイメージを思い出せるように。気づくとボロボロのアンブシュアでなんとか咥えていることが多々あるから。
2024/10/01 (火) 「絶対無課金」
はれ
ピクミンブルームがハロウィンになった。その前にパズルのデコピクミン揃えるの難しくないか。ハロウィンピクミンはカボチャ面とライトとお菓子があるが果たして全員揃えられるのだろうか。
2024/10/02 (水) 「自分の性格が悪すぎる」
はれ
正直かなり苦手な人に仕事を引き継がないといけなくなって朝から鬱々としていた。何が苦手って声だ。申し訳ないが声及び話し方がとても苦手。そして回りくどい。生理的に無理。とはいえ大人であり社会人の1人として職務は全うせねばならぬ。最大限顔に「苦手!」を出さないように配慮した結果かなりの無表情だったがこの際これには目を瞑って欲しい。無事に引き継ぎを終えることができたが暫くはわたしも関わらねばならない。一刻も早くオサラバしたい。社会人、大変。
2024/10/03 (木) 「チャイおいしい」
はれ時々あめ
仕事柄外回りが多いのだがわたしが外に出る時は雨は止んでいた。地面だけが濡れていて、降雨を主張していた。
午後の予定がほとんどなく正直早上がりしてもなんら問題はない状態だったがそういうわけにもいかないらしく、仕方なくカフェで簿記の勉強をしていた。ちなみに火曜日にも来ていて、かつ同じ店員がレジだったので、こいつよく来るな、と思われてる可能性が微妙にある。よく「友達に似てる」「いとこに似てる」と言われる顔なのでどこにでもいるモブ顔だと思うのだが、いかんせん格好がこのカフェにそぐわないのだ。とはいえきっと覚えてはいないだろう。
着席早々イヤホンを忘れたことに気づいた。これでは動画が観られない。動画の講義を見て、練習問題を解いて、1つ動画が終わるごとに問題集で復習しているわたしにとっては死活問題ではあったが、幸い図書館ではなくカフェでそれなりにざわついていた為、音量を絞って耳に当てて時折止めては画面を確認することでどうにか進めた。
帰りはいつもの図書館ではなく自宅最寄駅からは少し離れた大きい図書館に寄った。本がたくさんあるというだけでとてもワクワクする。簿記の続きをやりたいところだが、本日は普通に仕事での調べ物である。調べたいことドンピシャの書籍がなかなか見つけられず、とりあえず概論的な本をいくつか借りた。どういうものを調べたいかということを司書さんに伝えると探してくれるというサービスがあるような気がするのだが、そもそもどういうことを調べたいのかわからない。いつか時間がありそうな時に利用してみようと思う。
2024/10/04 (金) 「みりんとの旅」
あめとかはれとか
雨の音で目を覚ましてバタバタしながら朝の支度をして家を出たら虹が広がっていた。誰かに虹が出てることを伝えたくなったが空の低いところに出ていたため、建物で隠れてしまった。駅についても見えず、つまりわたしの家の立地的にちょうど見えた運の良い虹だったわけである。なんか良いことありそう、と思いつつ駅につき定期を手探りで探すとあるはずのポケットにない。他のポケットを探してもない。諦めて切符を買うために財布を出そうと覗き込んだ鞄の中に、なぜかみりんが入っていた。焦っていたわたしはみりんが入っていることに対してみりんだ、としか思わず、ようやっと探り当てたサイフを手に券売機に並んだ。そこでようやく落ち着いたわけで、つまりようやくみりんを今持っていることの不可解さに気づいたわけである。どうやら600mlのお茶のペットボトルと間違えて入れたようだ。電車代往復分とお茶代が追加でかかることになり悲しくなった。