第101回箱根駅伝 雑感 【2025年/令和7年】
タイトル画像はAIに「犬と並走」を描いてもらったものです。並走してないやんけ。
去年と同様、年始は甥っ子姪っ子の子守もあり、ようやく時間が取れるように。旬も過ぎましたが今年もTV中継見て思ったことダラダラ書いていくよー。
金栗四三杯＆MVP予想
今大会から新設されたMVP。金栗四三杯は大会出場選手全員が対象なのに対し、MVPは優勝チームの選手が対象。原さんが「(金栗四三杯は)もっと優勝チームに注目して欲しい」みたいなことを言ってたので悲願なんでしょうかね。
僕は、金栗四三杯(大会全体)は6区で初の56分台を叩き出した青学の野村くん、MVP(優勝チーム)は5区で中央大を抜いてトップに立った青学の若林くんと予想したけど、結果は両方とも6区の野村くんでした！！
箱根駅伝:金栗杯・大会ＭＶＰは青学大の野村昭夢がダブル受賞…６区で区間新記録 : 読売新聞
しかし、「金栗四三杯とMVPは別の人が受賞できる」と新設されたのに、同じ選手が受賞するとは(;・∀・)
箱根駅伝は新時代到来？
兆候自体はここ数年見られていたものもありますが、今大会は様々な点で「新時代到来」を感じました。以下、新時代到来を感じたところ…
青学が総合新記録、青学＆駒沢大が復路新記録更新
6区区間記録が56分台に突入。6区1時間が「遅い」時代に(21人中2人だけ！)
ヴィンセントの2区区間記録が更新されるどころか、日本人選手が更新する。（ヴィンセントの2区区間記録当分更新されないだろうなと思ったのに…）
それでいて繰上げスタートは戸塚1鶴見3と、かつての東洋～青学時代の平塚繰上げ発生戸塚複数鶴見大量繰上げ時代を思うと、底上げの方もできてるんだなぁと
”寺田交差点”の寺田さんが今皇學館大学の監督という情報が。寺田さんの選手時代を知る身としては時代の流れを感じました
中継でも触れられてたけど、給水のドリンクの選択肢が広がった
中継の選手名テロップに選手によってはふりがなが(基準は不明)
CM前の過去の映像が最近の(平成以降)の映像が増え、昔の白黒映像が減った
「そもそも論箱根駅伝は世界に向けたランナーの育成になっているのか？」とか「留学生ランナーに頼るのはどうなのか？」という問題提起(?)が
今更される。こっち(箱根駅伝ファン)はもう分かっとんねん。「僕たちは留学生ランナーに頼り切ってるわけじゃない！」っていう今昔物語もやっとんねん。まあ何年来の箱根駅伝ファンでも「○○大は2区(留学生区間)しか目立たない」「××大の1区は2区の留学生ランナーにごぼう抜き記録を作らせるためわざと遅く走ってる」とか平気で言う奴いるけどな！(# ﾟДﾟ)逆に「4代目山の神」は本当に本当にとんでもない選手が現れない限りはもう出てこないのかな。近年は「山の妖精」とか「山の名探偵」とか「山の○○」シリーズになってるし。まあ、今井・柏原・神野の歴代山の神の共通点は「5区が最長区間だった時に区間新を出した選手」なので、5区が最長区間で無くなった(元に戻った)今、うかつに「山の神だ！」って言えなくなったのは分かる。かといって5区を最長区間に戻せ！とも言えないしね（あれはパワーバランスがおかしかった）。
学生連合チーム
100回大会は編成無しだったので2年ぶりの編成となった学生連合チーム。
1区では抜け出した中央大の後ろ、2番目を独走するスタートを見せ、解説の瀬古さんに「学連選抜ももっと映してほしいですねぇ！」と言われる（学連選抜って言っちゃう瀬古さん好き）。そして9区は東大大学院博士課程4年の古川選手が走って有終の美(?)を飾る。
そんな彼らの活躍もあって、10人がたすきを繋ぎました！！(繰上げスタート無し)
↑でも書きましたが、確実に底上げはされていますね。特に1区に関しては、他の大学が様子見で慎重な入りをすることが増えたのもあるんでしょうけど、数年前の「新八ッ山橋の時点で学生連合の選手だけ大きく離されているが、彼にとっては自己ベストの走り」の時代を知る身としては隔世の感があるんですよ。
亜細亜大、上武大、駿河台大たちは特に予選突破を目指してほしいですね。彼らが出場しないことが”普通”になっているのは寂しさを感じるよ…。
他、
僕の記憶が定かなら、3年連続で放送開始時の「あけましておめでとうございます」無し。（碓井さん追悼→能登半島地震→東京国際大学の監督(駅伝中継にも携わった)追悼）
京急蒲田駅がちょっと前まで地上駅だったの信じられん。12年前を「ちょっと前」と言っていいのかも分からんけど
創価大のユニフォームのデザインが変わったけど、國學院と似てる…。特に今年は順位も近かったから紛らわしかった…。
総括
いや、山の名探偵って何～～～～～！？