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折りたたみバウンスボードを自作してみた
皆さんこんにちは。
フォトグラファーのまつながでございます。
今回は、折りたたみバウンスボードを自作したので、そのご紹介と作り方や費用などをまとめてみました。
バウンスボードに聞き馴染みがない方は、カポックやレフ板と同じ用途のものと考えて頂いて大丈夫です。
ストロボ撮影において、レフ板は切っても切り離せないアイテムですが、折りたたみの丸いレフ板は自立しないので、少し不便なんですよね。
アシスタントが居れば持ってもらえばいいのですが、殆どの撮影がワンオペなので、そうもいきません。
自立させる為に、レフ板用のスタンドを持って行くとなると、荷物が増える事になります。運搬の疲労やセッティング、撤収の手間がかるので、それは避けたいと思います。
(撮影に集中する為に、身体の負担を如何に無くしていくかはとても大切です)
そして何よりも、レフ板の様に光を面で返すのではなく、カポックの様に囲む形で使いたいのが、今回自作に至った理由となります。
まずは、既存の製品があるかどうか調べてみますと、
コメットのマルチレフボードがヒットしました。
https://www.biccamera.com/bc/item/1755624/
撮影で使うには実用的なサイズですが、折りたたんだ後のサイズも結構大きいので、車移動が前提でないと導入は少し難しいですね。
それになかなか良いお値段です。
自作した方が良いですね。
自作する大きなメリットは、費用が抑えられる点と、自分が必要な丁度良いサイズで作れる所です。
それでは材料から確認していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219130-5xfvE3Jb9rNe6VatoyI1ldWA.jpg?width=1200)
スチレンボード 550×800 8枚
白テープ
面ファスナー
こちらが主な材料となります。
スチレンボードは任意のサイズでご用意ください。(折りたたんだ大きさになります。)
厚みは軽さを重視したいので3mmにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732230863-57ZeGciPmQkvCnlMTgSox84R.jpg?width=1200)
スチレンボードを横にして、4枚縦に並べ、それを2列にします。
まずは2枚重ね長辺を貼り合わせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219230-d7yItmDNEk3vZSr5azTK2qcB.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732224074-IZnhEJkG3w0iAycOpg75QmHl.jpg?width=1200)
そうすると、折りたためる形で固定されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219268-kcpHEthZKSWd3zGUXFDOi5Yv.jpg?width=1200)
これを1セットとし、4セット作ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219419-jzxZokO7t1X2BqPibSAm8Ee5.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732219441-f2UIRTqpB4AVe08gborYsnmQ.jpg?width=1200)
たためる向きが逆にならないよう注意しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219395-4Sx3AzcVh8vPEKBfDnao7IGy.jpg?width=1200)
組み上げた時の、左右の接地面に粘着タイプの面ファスナーをつけます。スチレンボードの接地面よりも、面ファスナー同士の方が強力なので、あらかじめ弱めておくか、テープやホチキスなどで補強をしておいた方がいいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219466-xqA6PpFnt3eUgw4LDh0R1m8V.jpg?width=1200)
1枚3mmなので、8枚分で2.4cmといきたい所ですが、
面ファスナーで厚みが出てしまいます。
これで完成です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732219373-yDWQX3kHiSKMjf6ENcnVp2AL.jpg?width=1200)
厚み3mmは少し折れやすいので
四隅もテープで補強した方が良いと思います。
組み上げ、撤収は数秒で出来ます。
最後に作成にかかった合計金額です。
スチレンボード 8枚 5216円
テープ 110円
面ファスナー 330円
合計 5656円
スチレンボード以外は100均で手に入るものばかりなので、既製品よりも、かなり費用が抑えられましたね。
こちらの具体的な使い方は、実践編でまとめたいと思います。
それではまた。