紅茶
「コーヒーか紅茶どちらにします?」
「紅茶を」
こう答えるだけでちょっといいところの人か、紳士もしくは淑女のような印象を与えられる。とても素敵な飲み物です。
紅茶と聞けば白いカップにソーサーがつきもの。ゆったりソファに腰かけた貴婦人が、片手でネコを撫でながら口に運んでいる絵が浮かびます。
「缶コーヒー」がこれだけ巷に出回っているのに、「缶紅茶」ってないですもんね。サクッと飲み干すものではない。ゆったりじっくり味わうものなんでしょう。
では・・・ここで突然ですが、古今東西「紅茶の種類」。
「アールグレイ」
「ダージリン」
「・・・」
「午後の紅茶」
終了!
紅茶についてうんちくを語れる身では到底ありません。さっさと次の話題へ移りましょう。
今日出かけた先で、“はちみつ紅茶”なるものを振舞っていただきました。聞いたのも初めてなら飲むのも当然初めてです。
昔「はちみつレモン」って流行りましたよね。すごく好きでした。
はちみつは皆に愛される「バーモントカレー」にも欠かせない存在。
プーさんのみならず人間界からも熱い支持を集めています。
と、なると”はちみつ紅茶”への期待はいやがおうにも高まります。
香りからもうすでにはちみつ。口に含めばとてもやさしい自然の甘さが広がります。体が喜んでいる。
2口飲めば俗世間のしがらみやわずらわしさから解放され、シルクに包まれたような夢見心地。
飲み終わる頃にはムカつくアイツや苦手な上司、面倒臭いご近所さんもすべて許せ、汚れた心が洗われる。素晴らしい味と香りでした。
「そんな、大げさに」と思われるでしょうが、冗談じゃない。大げさに言ってるんです。うんちくが語れないんだからしょうがない。大げさに言って何が悪い!
・・・オッと。いつの間にか心が狭くなっていた、失敬。悲しいかなはちみつ紅茶の効果はそう長く持たないようだ。
「はちみつ紅茶」と、かけまして、
「ビットコイン、値上がりしてるぅ」と、ときます。
そのこころは、
もう買っちゃいました
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