マッチ一本火事のもと

 どうも。今回はそれなりに真面目な話です。このような時勢なので、様々なインターネット・コミュニティを見るんですが、まあレベルの差が段違いすぎて困惑している私です。

 タイトルを見て察する人もいるかもしれませんが、今回は炎上の話です。元々専門領域的には入ってくるので、常々書きたいとは思っていたんですが、それ以外のことで色々やってたので、かけませんでした。チクショーメ

 まずは我らが先生であるWikipediaの定義を見てみましょう。

インターネット上において、不祥事の発覚や失言・詭弁などと判断されたことをきっかけに、非難・批判が殺到して、収拾が付かなくなっている事態や状況を指す。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E%E4%B8%8A_(%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E7%94%A8%E8%AA%9E)

 この言葉を見て、非常に主観的な基準で発生することは分かるでしょう。多様な価値観が叫ばれる現代だと、些細な事でも炎上します。芸人のアレとか記者のアレとか政治家のアレとか。逆にこれもう言論の不自由なんじゃね?って思うぐらいにはなってきています。

 さて、タイトルに戻りましょう。家事には火元が必ずあります。インターネット上で言えば、そうなるに至った最初の書き込みと言えばいいでしょうか。それを見た第三者が「けしからん」と思って反対意見や否定的な意見を書き込みます。

 僕はソーシャルメディアの投稿での炎上が巻き起こる場合、最初に書き込んだ人よりも、それを「けしからん」と言った人の方に非があるというか、問題があると思っています(問題という言葉はちょっと正しくないかもですが、便宜上分かりやすいのでそうします)。現代のソーシャルメディアは流れが非常に速く、単一の書き込みだけで何かが巻き起こるほど小さいものでもありません。つまり、当事者は火種になりえないのです。ティッシュ程度に思って置いて下さい。

 さあ問題の「けしからん」と思った人ですが、その人はガソリンを右手に、マッチを左手に持ってティッシュに近付きます。そして、ガソリンをまきつつマッチに火をつけて「こいつこんなこと言ってますよ!ひどくないですか?」って言ってきます。火のない所に煙は立たぬとは言いますが、現代の場合は「火のない所なのでガソリンとマッチ持ってきました。何故か煙が立ちました」になる場合がそこそこあります。最近だと、人気漫画の作者の話で、そんな話が見つからないのに何故か話題になってるということがありました。もしかしたら、既に削除済みなのかもしれませんが、大多数の人が話題にしていた割にソースが全く見つからないので、本当にどこから生まれたのか分からないものでした。

 コミュニティの形は様々ですが、それなりなオピニオンリーダーの精神が弱かった場合(人間性がクソザコナメクジだった場合)、そのコミュニティ自体のレベルは格段に下がります。宦官が跳梁跋扈した末期の中華王朝だと思っていただければと思います。それなりに権威があったとしても、個人の価値尺度で物事を判断するのは非常に危険です。むしろ、対峙する意見を積極的に取り入れて、その上で反論する必要があります。「何故このコミュニティは荒れやすいのか?」という疑問は「上が糞だから」という言葉で表せます。この解決策も簡単です。離脱するか革命するかの二つです。こんな広い世界ですので、逃げ出したところで大した影響はありません。もしそこまで粘着されたとしても、そこまで考える必要もありません。ファンなんだなぐ来で良いです。

 もう一つは革命です。要は糞化した要因を消せばいいのです。個人的にはこれが推奨されます。何故なら、体質改善が全く為されないままだからです。つまりは再発します。当たり前です。上が変わらないんですから。

 革命の方法ですが、今のソーシャルメディアは割と容易だと思います。それなりの頭数を用意して、同時爆撃をしつつ抹消すれば、大概うまくいきます。大義名分は後から考えて発表しましょう。とりあえずは、腫瘍の排除が最優先事項となります。

 もし、対象がお山の大将みたいな人であったら、絨毯爆撃的に攻撃すれば簡単に陥落すると思います。法に触れない程度に爆撃していきましょう。一番いいのは対象を折檻部屋に幽閉して教育することなんですが、それでは時間がかかりすぎるので、迅速な成功を望む上でも排除を目標としましょう。相手がガソリンをまくなら、こっちは爆薬を投げつけるぐらいの意気込みじゃないと現代のコミュニティは快適に生きていけません。

 最後に、革命が完了したら、最低限の発布を行った上で自身も退散し、新たなコミュニティを立ち上げることをお勧めします。こうすることにより、破壊した世界を補完するための場所として新たなコミュニティが生まれるかもしれないからです。

 ただ、革命で手にした世の中に待ち受けるのは新たな革命です。する者にはされる者の可能性も十二分にある。その事を意識した上で、コミュニティ活動に勤しまなければなりません。

 何か話が脱線してきましたが、そういうことです。最近思っていたことをざっくりまとめられたので、よかったなと思います。次は流言とかについて書ければなあとか思ってます。ではでは~

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