2交代制と3交代制の違いとメリット
病棟で勤める看護師の仕事は、365日24時間体制だ。そのため、休日や夜間も誰かが働くようにシフト制を組んでいる。
その中で2交代制、3交代制という言葉を耳にすることが多い。ここでは、これらの違いやそれぞれのメリットにはどのようなものがあるのか見ていきたい。
まず2交代制は、1日の中で看護師が入れ替わる回数が2回あるシフトだ。一般的には日勤が8時30分から17時で、夜勤が16時30分から翌朝9時の組み合わせで運営している病院が多い。
このシフトは、夜勤の勤務時間が長くなるのが特徴だ。
しかし、2交代制には相応のメリットがある。
1つめは休日が多くなること、2つめは夜勤による手当てが多くなることだ。また、夜勤明けの日はその翌日も休日になることが多いため、ほぼ2連休の状態を作ることができる。
一方で3交代制は1日の中で看護師が最低3回入れ替わる。一番基本的な形は、2交代制の夜勤が準夜勤と夜勤という2つに分かれたシフトだ。
3交代制のメリットは勤務時間が短くなることだ。2交代制のように夜間16時間以上連続で勤務するようなことにはならない。
その一方で、病院によっては早出や遅出などを加えて4~5種類の勤務体制をとることがある。そのため睡眠時間など生活リズムが狂いやすかったり、急な休みが出た時の対応に苦慮することが多い。
このように両者の違いは一長一短だ。そのため、自分自身の仕事以外の生活スタイルに合った勤務体制をとっている職場を選ぶと良いだろう。
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