Forever Plaid 6/5と6/30の感想
長野さんの出演されているForever Plaidを観劇してきました。
2020年に再々演のお知らせがあって、コロナ禍になり、本当は行くはずだった公演も幕が上がることもなくチケットだけが手元に残るという切ない思い出から2年。
お知らせを聴いた時は、フォエプラの亡霊と化し、仕事に忙殺されていよいよ幻覚が見えるようになったのかと思いました。
そんなこんなで念願のフォエプラ。
前情報を入れずに、前回公演の記憶だけを頼りに観劇。
客席降りや舞台上にお客さんを呼んでの演出は違った形になり、声は出せない環境ながら笑える要素多数で、笑いをこらえるのが至難の業でした。
まず、スタンドマイクにかかった布を畳むのがかわいい。
そんなに首グッて上げなくてもいいのに、毎回真上に向くように首をグッと上げてから顎の下に布を挟むジンクスがたまらなくかわいい。
そしてフランシスにほっぺをツンってされて思わず素の表情が出てしまうところもかわいい。
Cryはジンクスの声に酔いしれて。
マチルダは踊り、スフィンクスに笑い、役のなかに素が混ざる絶妙さが面白くて。
木琴を弾くジンクスも、ピアノを弾くジンクスもとても可愛くて。(木琴弾く時に9割型右手で叩いて、左手2音くらいしか叩いてないのも可愛い)
そして、ジンクスまさかの一人称が「ジンクス」。
僕でもなく、俺でもなく、ジンクス。
ピアノ経験者のゲストさんが難なくピアノを弾いて「ジンクス何回もやってこれ…」ってふわふわ声で言うの反則では…
上半期の可愛い大賞優勝はジンクスでした。(可愛い大賞とは)
6/30のマチネでは、
ピアノのゲストにもう1人のパーカッションの大山佳佑さん。
フランシスに「すっげえのやって!」ってリクエストされてアレンジバージョンのピアノ披露とても素敵でした。
お手本担当のジンクスは「ジンクス弾かなくていい…?」って言ってましたが、フランツに「ジンクス可愛いから弾いて」って言われて、可愛い担当の役目も全うされていました。ジンクスほんとうにかわいい。
千穐楽の日ということもあり、会場は熱気がすごくて、4人と客席とのやりとりが、コンサートのC&Rくらいの一体感ってくらい息が合っていてとても楽しかったです。
松岡充さんの客席とのアイコンタクトがとても印象的で、ほかのメンバーが話している間も充さんの表情から受け取る楽しい雰囲気がまた楽しく、鈴木壮麻さんは歌声がとても美しいのはもちろん、6/30マチネでは感極まるフランシスとスパーキーの隣で、笑顔で頷きながら話を聞いて、時にフォローを入れてる感じがカンパニーのお兄さんらしさというか(うまく言えないけれど)とても、優しさに溢れていて素敵で。
会えば会うほど、知れば知るほど4人がとても好きになる舞台だなと感じました。
終盤ではFinalということで次に4人に会えるかは分からないという寂しさが襲ってきて、これもまた今までの観劇では感じなかった感覚だなぁと。
公演中止を越え、少なくなったといえどまだ完全に回復したとは言えない世の中で舞台関係者の皆さんが欠けることなく最後まで走りきり、その公演期間のほんの一部ですが同じ時間を共有出来たことがとても幸せでした。
生きていれば。
どんなことでも起こりえる。
私の生きる糧はやっぱり、音楽や演劇や、尊い推しの皆様の笑顔だなと再認識できた時間でした。
またプラッズに会える日を楽しみにしています。
素敵なひとときをありがとうございました。
Forever Plaid!