業界未経験からのエンジニア転職を果たした若者が語る「錯覚資産」の話と、錯覚資産を膨らませることで人生が快適になる理由
田端大学のやまだです!
持ち運び自由な資産「錯覚資産」について、未経験からのエンジニア転職を果たした自分を事例にしてまとめました。
目次:
・「錯覚資産」を使いこなせば、仕事も恋愛もうまくいく
・表舞台で映える人ほどイケている気がするのは「錯覚」
・事例:錯覚資産を使った未経験からのエンジニア転職術
・錯覚資産を使って実力を膨らませる仕組み
・ブランディングのさじ加減一つで変わる映えるコツ
人生の成功をコントロールする「錯覚資産」ってなんだ?
バブル時代のサラリーマンといったら、高級車を乗り回して遊びまくり、不動産や株式を積極的に購入して、同僚たちとキャバレーで夜を飲み明かしていたとか、そんなイメージじゃないでしょうか。
なぜ彼らはそうした生活をしていたのかというと、周囲の目から見てそっちのほうが「イケていた」からです。
自分の実力を実力以上に錯覚させる「リアル映え」する資産をたくさん保有したほうが、仕事でも恋愛でも優位なポジションを獲得しやすい時代だったのです。
そうした実体のある錯覚資産が、「何も持たない凡人から、勝ち組へと成り上がるために利用できる必勝攻略ツール」だったわけです。
高級車や不動産自体の価値が失われたわけではないですが、凡人がそれを所有していたとしても、大きな錯覚効果は生み出せなくなってしまいました。
アウトプットを最大限までレバレッジする「映え」ってなんだ?
今ではあらゆる年齢層にスマートフォンが普及して、誰しもが日常的にSNSにアクセスできるようになって、「映え」を露出しやすいプラットフォームは「現実世界」から「スマートフォン」へと変化してきました。
腕一本で稼ぐノマド的生活が憧れの的になったり、ビジネススキルのノウハウをブログで発信したり、プログラミングを学びはじめたり、独自のストーリーや価値体験を語ることができる人達が「イケている=成功しやすい」という新しい価値観が生まれました。
「リアル映え」や「SNS映え」の原点というのは「露出」です。誰の目にも触れることがないアウトプットは、そこに存在していないのと一緒です。
休日に草野球してるだけならただのオジサンですが、プロ選手として米国のメジャーリーグという大きな舞台に上がれば、スター選手達と戦って実力を伸ばしながら、世界的スターとして注目を浴びるチャンスが巡ってきます。
「どうやってたくさんの人達に向けて拡散するか」を競争している人達は、最初から「映え」を考慮して、インプットとアウトプットを繰り返す。
未経験からのエンジニア転職に成功した人が語る、錯覚資産が「転職」でも有利に使える話。
東証一部上場企業で働くエンジニアのYさん
そもそもどうして「エンジニア」になろうと思ったんですか?
もともと、バイト先にあったパソコンが気になりはじめて、バイト代を貯めてノートパソコンを買ったんですよ。
パソコンを毎日使っているうちに、仕事にしたほうが実力も上がるし、お金も稼げると思って、エンジニアになろうと思いました。
未経験からエンジニアになるための方法をネットで調べまくって。基本情報処理技術者っていう資格を取っておいたほうがいいと思って、そこから勉強して一回目のチャレンジで一発合格しました。
そして、地方からはるばる東京まで上京してきて、契約社員としてIT業界に潜り込むことに成功しました。笑
自分の場合は、「国家資格」という錯覚資産を使って、未経験からのエンジニア転職ができたんです。
業界未経験というデメリットを、「国家資格」に独学で合格したというお墨付きで上書きして、自分の学習能力や挑戦心をアピールする材料に変えた。
エンジニアになってからも錯覚資産を活用してるんですか。
見習いエンジニアの頃は、実務をコツコツとこなして覚えながら、現場に必要なマニュアル作成や自動化のような、たくさんの場面で使われるアウトプットを他の人よりも多く量産してアピールしました。
正社員になってからは、業界のイベントにも顔出しできるようになって、イベント運営したりするチャンスも回ってきて、イベント登壇の指名を受けるチャンスにも恵まれました。
クラウド事業の立ち上げメンバーにも抜擢されて、サービス立ち上げの経験を積むことにも成功して、今ではまた別の新規事業チームを受け持つポジションをやってます。
どこかのグループの中に潜り込もうと思ったら、そのグループでよく使われていて、難易度がちょっとだけ高いスキルを身に付けるのがてっとり早いですよ。
それがそのグループにとって、戦略的にも重要で、付加価値の高いスキルとして認知されていることが多いからです。
成果を挙げて「肩書」のような錯覚資産を作ると、伸び伸びと成長できる環境に恵まれやすく、実力を伸ばしてさらなる成果に手が届くようになる。
「錯覚資産」を使って、最近だと具体的にどんなことをされましたか?
「錯覚資産」を使った自覚があるものを並べると、2018年だと以下のような感じですね。
・書籍出版。
・『コンテナ・ベース・オーケストレーション』(翔泳社)
・登壇活動。
・『20分でわかるgVisor入門』
・サービスの立ち上げ。
・Dockerコンテナホスティング『Arukas』
・大手外資系の某G社からのヘッドハンティングが来た。
2019年は、これまで関与してこなかった業界にタッチしたいなと考えてます。個人的には直近だとVR方面を探っているところです。
「錯覚資産」を作り出すコツってありますか?
自分の人生経験から逆算して考えるなら、次のようなポイントを抑えておくと効果的だと思います。
・得意領域(スキル)を伸ばす。
・肩書(ポジション)を獲得する。
・挑戦(ストーリー)を作り込む。
・現場(グループ)に潜り込む。
・成果(アウトプット)を量産する。
・舞台(プラットフォーム)に露出する。
一つ一つの持ちスキルは60点だとしても、うまい組み合わせを考えることで90点台は狙いやすい時代になりました。
ブログを書いたり、インスタに自撮りを上げたり、プログラミングができるというスキルだって、それだけなら「ギターが弾ける」と同じくらいの価値しかありません。
普通にやってるだけでは「映えない」ことでも、踊りながらバイオリンを弾いたり、スケートボードに乗ったり、ふんどし姿になったり、マッチョな筋肉を付けたりすることで「SNS映え」を演出できます。
家の中でやるのか、路上でやるのか、舞台の上でやるのか。アマチュアとして活動するのか、プロ活動を目指すのかというブランディングのさじ加減一つで、「ギターが弾ける」というスキルが持つ価値は大きく変わります。
「早くやるなら一人で行け。遠くまでいくならみんなと行け。」っていうことだと思います。
\ さあ、パンツを脱げ!/
ブランド人への一歩はそこからだ!