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『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』を読んで変わったこと。


  • 毎日フリーライティングをすることの大切さがわかった

  • 仕事をやめたいと思った

  • 元カノと別れたことの傷がまだ瘉えていないことがわかった

  • 自分が疲れていて、静かに休むことが必要なのがわかった

  • 小説家になると宣言できた

  • 内省をなんとなくじゃなくワークとして進められるようになった

  • たくさんの傷を振り返った

  • 前向きになれる気がした

  • 大丈夫、希望はある。と言えるようになった

  • 絵を描くようになった

  • ドトールという拠点を手に入れた

  • 不安に支配されなくなった

  • 心の中に拠点を作れた


なんか色々やかましいこともありましたけども。

この本です。

アーティストの聖書のような内容の本書は、著者がマンハッタンの大学の12週間の講義を元にした、何人もの人生を変えてきた書籍です。

僕は昨年の11月からこの本を読み始め、本書の構成に沿って3ヶ月間(12週間)かけて読了しました。

結論からいうと、マジでヤバい本でした。
こんなに直接人生に影響してきた本は初めてかもしれない。
読書体験としては、かなりハードです。

内容的には、手や体を実際に動かす「ワーク」が多め。

自身のなかに身を潜めて喪失されてしまった「創造性」を回復させることが、本書の目的の一つで、創造性についての正しい考え方を身につけるための授業が各章でなされます。また、本当に大学の講義のように、毎週実際に手足を動かさなければならない「宿題」が出ます。

ここで、手を動かすだけではなく、「足」とも書いたのは、毎週自分が行きたい場所に行く「アーティスト・デート」という活動を行うことを要請されるためです。

本と私、という純粋な読書の関係性から一歩外に飛び出す必要がある。そうすることで、自分を癒やしたり、創造性とは何かというのを見つめ直したりします。こんな読書体験初めて。

僕は、「ライターズ・ブロック」(書き手が筆を取れなくなってしまう状態)を克服するため、そして、創造性の回復というアオリに惹かれて、本書を読み始めました。

そうしてたった3ヶ月間ですが、本当にたくさんの変化が自分のなかで起こったので、それぞれについて細かく書いてみます。


10個以上挙がってる!


毎日フリーライティングをすることの大切さがわかった

『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』で毎日続けるように促されることの一つ、モーニングページ。

毎朝3ページ、何でも良いからノートのページを言葉で埋めるというもの。

僕は続けやすくするように少しだけルールを改変して、毎日25分、朝ではなく夜に書いていました。(夜型+ノートアプリを使っていてページの概念がないので)

とにかく毎日何でもいいから書き続けることが大事で、それによって自分がどれくらい疲れているか分かったり、振り返ると良いことや悪いことが起こる予兆が明らかに書いてあったり、そして、書いているだけで悩みが整理されていきます。心のなかの深く見えなかったところに触れて、それが少しずつ明るみになっていき、毎日ほんの少しずつ、創造性の道を歩けているという実感がありました。

これは間違いなく最強の習慣の一つで、それが身につくというだけでも、この本がギフト(神からの贈り物)と呼ばれるだけあるのかなと思いました。

仕事をやめたいと思った

これも自分と向き合って出てきた衝撃の事実なんですけど、自分は「仕事やめてえなあ」と思っていました。
いや、皆そう言うしそう思うんですけど、単なるボヤきというだけではなくて、如何に本心からやりたいと思っていない仕事が自分を損なっているか、ということに強制的に向き合わされる地獄のような章があって、その章を読んだときに、感情がグチャグチャになったんですよね。

強い怒りとか、抵抗感を覚えているときは、とても真摯に向き合っている傾向ということだそうです。

そもそもずっと鬱っぽくて、創造性の回復を希求していて、そして、何が自分をそんなふうに陥れているのか、何がオレをこんなに苦しめているんだ―と敵を探した求めたところ、それは自分を妨げてしまう自分自身だったわけです。

もう少しだけ、ほんの少しだけでも自分の本心の声を聞いてあげることで、自分に優しい選択ができるんじゃないかなと思ったりしました。

そんなときに産声をあげるみたいに、「仕事やめてえなあ」という声が聞こえてきたのでした。(次回退職編)

元カノと別れたことの傷がまだ瘉えていないことがわかった

ええねんそれは。
なんかこういう瘉えていない傷に強制的に向き合わされる地獄のような本です。
マジですごい。

自分が疲れていて、静かに休むことが必要なのがわかった

心が疲れていると身体にも不調が出てくるわけですが、この冬は外に出るたびに風邪を引いていた気がします。

ちょっと汚い話をするんですが、12月頃に、泥酔してオナホを持ってコケて身体を打って爆笑していた次の日に39度の高熱が出たりしました。

完全に予兆が出てます。怖すぎます。

それでも刻々と自分の体調を書き残し続けたことで、自分の心身のタイムラインが浮き上がってきて、体調が壊れる直前とか、一週間前には予兆が出ていたりして、「あ、自分って疲弊しているんだ」ってことが分かったりします。

色々ありましたが、この本を読んで回復が進むなかで、少し元気も湧いてきたのですが、やっぱり疲れる日もあるなあと。体調の波をよく見るようになりました。

小説家になると宣言できた

ドン!

最終章にて、「自分の意見を軽々しく明かさず、善意の人から身を守りなさい」みたいなことが書いてあって、「いやそれ最初に言って~~~!」となった。

ここからNote記事もたくさん書いていったり、活動方針も打ち出していくつもりなので、追々そういったことも書けたらいいなと思っています。

内省をなんとなくじゃなくワークとして進められるようになった

これはすごいです。
悩み事とか、不安事が今まで以上に処理できるようになりました。

イメージ的には、心のなかのモヤモヤした黒い霧を、ノートの上に言葉として定位し目に見えるようにして、落ち着いて外科手術を始めるような感じです。

今日はこれに向き合おう、ワークの時間を作ろう。そんなふうに意識して、考え事ができるようになりました。

基本的に「モヤモヤした黒い霧」なるものは、無意識に忍び寄って自分を暗闇へと引きずり込むバミューダ・トライアングルの悪魔のような存在だと思うのです。

それと戦うためのノートとペンという武器を手に入れたような感覚です。
そして今なら、時にAIの力を借りて、一緒に考えてもらうこともできます。

今の時代に特に合っていると思います。
そこで確立したAIによるカウンセリングの方法の記事も、以前書いて公開したのですが、書き味が悪すぎて一旦下書き状態にしているので、また書き直したいですね。

たくさんの傷を振り返った

例えば、親との確執とか、友人に言い放った酷い言葉とか、やりきれない別れとか。

ときどき発作的に思い出しては叫びたくなるくらい恥ずかしいこととかね。

ああいうのに強制的に向き合わされる地獄のような本。

なので、本書のワークを90日間やり切れるっていうのはちょっと凄いことなのかもしれません。
ただ、それくらいのパワーのある本ということで、あらゆる人にお薦めしています。

前向きになれる気がした

生来ネガティブ人間なのですが、こんな僕でも夢に向かってやっていけるんじゃないかって思えるくらいの力が芽生えました。

それは、いつも何でも長続きしないじゃないかとか、面白いことなんてできないじゃないかとか、そういう自分に付き纏っていた不安が消え去ったわけではなく。

そういう不安と向き合う方法を身につけたことが大きいです。

「自分はそれを目指す権利がある」と強く言い続ける。

それは凄く怖いことです。凄く怖いのですが、「凄く怖い」こともまた認めて、それでも毎日強く言い続けられたら、いつか「ほんとう」になるような気もしてくるのです。

大丈夫、希望はある。と言えるようになった

これも同じですね。

絵を描くようになった

クロッキー帳と、筆ペンや色鉛筆を買いました。
アナログで絵を描いています。

Helltakerのルシファー様
藤田ことねちゃん

二次創作イラストへの憧れが形になったときの感動はエグかったです。

また、ガシガシ手を動かす楽しさも子どものとき以来の感覚でした。

絵って良い趣味なんだなあと、しみじみ。

ドトールという拠点を手に入れた

神聖な気持ちになれる場所を探しました。
隣町のドトールでした。

特に平日昼や土曜日のドトールは良いですね。コーヒーはおかわりが安くなります。
オムライスも美味しいです。

作業が捗っています。

不安に支配されなくなった

ほんとか?

ただやっぱ、不安に抵抗する手段を見つけられたのは大きいです。

不安に支配されると、シームレスに無意識に現実逃避が始まるので、「いま暗闇に打ちのめされている」と自覚して、5分間深呼吸をしようとか、5分間ぼんやりしてみようとか、そういった対処をするようになりました。

それだけでも、自分のコントロールを取り戻せたような気がします。

心の中に拠点を作れた

とにかく毎日何かを書く習慣。
これが自分の心の中に作れた拠点です。

辛く苦しいことがあっても、虚無感に襲われても、どんなに疲れていても、逆に、順風満帆でうまくいきすぎていても。
フリーライティングに戻って25分間、落ち着いて心に浮かんだことを書いていこうという時間を作れています。

特に、疲れていても書くというのは最初は大変そうに思えます。
ですが、チルするために書く感覚というのもあって、それならそれで脳を休ませるためのリズム感で言葉を書いていけばよかったりします。

そっちのほうが力が抜けて面白い文章になるな、とか。

なので、疲れていても書くか、ということができます。

こんなふうに、無理せずフリーライティングを90日間続けることができました。


『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』は、凄い本です。

アーティストの聖書として繰り返し読む必要のある本でもあります。

最初の90日を終えましたが、フリーライティング(モーニングページ)を含めた一部の習慣はずっと続けていくものであるため、180日、1年と続けたときの経過も観察していきたいです。

実際、マジでこの本に出会えて救われたと思う…。

書評みたいな感じになってしまいましたが、今後も自由に記事を書いていきたいなと思います。

それでは!


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