「百人一作物語~かるたの展示ができるまで。~」序章
2022年3月17日午後0時半
新幹線は今新横浜駅を出発し、名古屋駅へと向かっている。
前日に飲んだ酒とカラオケオールの疲労を残しながらひとり新幹線内で文章を打つ。
私が一体どこへ向かっているかというと、2022年2月24にちから開催した百人一作展の後片付けのため京都へと向かっているのだ。
新幹線の車窓を眺める事にすら情緒を感じることのなくなった私は、疲労と新幹線で置き去りにした羞恥心が、私に追いつく前に、この物語を書き上げようと決意させた。
時をさかのぼること201