赤ちゃんをお迎えするにあたって準備した物事の話

さいしょに

友人に聞かれて、前回モノのことを書いた。
あと何のことで余計に悩んだっけなぁなどと思い返しつつ、制度とかのことも書いておこうと思う。
2023年11月出産・東京都民の私の場合、なので2024年9月現在、あんまり変わってはないとは思うんだけど……
変わっているところもあるかもしれないので、そこは都度お調べください。


まずやったこと

たまひよ

たまひよを入れました。
もうこれに尽きます。
パパとママのアカウントを連携させるみたいな機能があるので、日々トップにあるコラムを読むだけでも理解が深まっていいかも。
特にパパはママの身体の変化を体験できない分、コラム読んで気を遣ったり気を付けてくれるのがありがたかったですね。

母子手帳交付

市区町村などの、自治体ごとに違う支援やこれからの流れに関しては、ここで説明があると思います。
交付を受けて以降の妊婦健診は無料になる(あとから申請してその分返して貰うこともできるけどマジでダルい)ので、早めにもらっておいたほうが良いと思います。

職場にいつ言うか

安定期に入ってからが良いとされていますが、私は結構動き回る職場だったので早め(4カ月くらい?)に上席には話しておきました。
職場のみんなに公開したのは6カ月頃でした。
言えばもっと配慮してくれたんでしょうけど、私がいかんせん「自分の体調がよくわからない阿呆」=「お腹に気が遣えない阿呆」だったので無駄に動き回っていましたね……
その末切迫早産入院になるので、職場が提案してくる配慮には全力で乗っておいた方がいいと思います。

休暇の話

まぁぶっちゃけこの辺は「出産にあたって」みたいな会社の資料にまとまっていることも多いんだけど、「で、この間の生活費ってどうするの……?」とかの疑問が多くて調べまくってわけわからなくなってしまったのでまとめたメモが残ってました。
一部編集して載せておきます。

ママの休暇①産前産後休暇

産前6週間と産後8週間(会社によりますが有休を使ってもっと前からとることもできたりする)、休暇を取ることができます。
もちろん会社に申請が必要なので、職場への妊娠報告とともに申請の仕方も確認しておくことをおすすめします。
この間給料は基本的には出ません(出る会社も増えてきてはいるらしい うちは出た気がする)。
パパとママの2馬力で家計を回している場合には注意しましょう。

ママの休暇②育児休業

子の1歳の誕生日を迎える前日まで、休暇を取ることができます。
保育園とかに入れられなければ最長2歳まで。
会社に申請が必要です。
パパと同時とかパパと代わる代わる取っても大丈夫。
この間給料は基本的には出ませんが、「助成金とかの話」の項で代替になるものの話をします。

パパの休暇①出生時育児休業(産後パパ育休)

産後8週間以内に4週間取得できます。分割して取ってもいい。
もちろん会社に申請が必要なので、申請の仕方は確認しておいていいと思います。
この間給料は出ませんが、後述の「助成金とかの話」で代替になるものの話をします。
後述の「マジ動けない期」のことを考えても取っておくのが吉。
ただ予定日は前後するから、事前の申請の通りには行かんのよな…

パパの休暇②育児休業

ママの休暇と一緒ですね。
相当多忙部署でなければ会社の方から「いつ取る?♡」みたいに言われるはず。
ある程度デカい会社だと男性の育休取得率公表しないといけないので……。

助成金とかの話

出産育児一時金

50万円。
ざっくりいうと、出産の入院費などを国が立て替えてくれる制度。
私の場合は会社に申請しました。
「出産後に自分で受け取る方法」「病院に直接払ってもらう方法(直接支払制度)」があり、申請するときに「どっち???」って聞かれるのですが、私は後者でした。
自分でこなさないといけない事務処理が減ってありがたかったっすね……
自分で受け取る方を選んだらいつ頃入ってくるかとかはちょっと私もわかんないです……申し訳ない……

育児休業給付金(育休中の給料の代替になるもの)

収入の67%。
これも会社に申請しました。
口座の入出金履歴を見てたら出産の6か月後くらいから始まってましたね。
基本的には会社に申請すると、2か月に1回、ハローワークから手取りの67%が2か月分振り込まれます。
「67%」というとかなり少なくなる印象がありますが、実際今引かれている社会保険料(約15%)が免除になるので手取りとしてはそんなに変わらなかった印象あります。
ただしちょっとすると「住民税払ってね♡」というお手紙が来ますので、それの支払いがあるぞということだけは覚えておきましょう。

出生時育児休業給付金(産後パパ休暇中の給料の代替になるもの)

収入の67%。
これも振り込みは「休暇を取り終わった2か月半後」くらいになるので、出産直後の金銭状況は結構冷え込みます。
が、いたる方面から出産祝いが届きますのでそんなに心配しなくても大丈夫かも。

(ちょっと違うけど)生命保険

ママが入っている保険、出産時の入院についてお金を出してくれる可能性があります。
うちは担当の方にラインで事前に確認したところ、「帝王切開なら1日n万みたいのあるんで、ネットのここから申請してくださ~い」みたいに言われました。
もしかして自然分娩だと無かったりしたのか…?

産院どうするか

うちの場合は「無痛分娩に対応しているところ」「直接支払制度に対応しているところ」「産後は個室」「通いやすいところ」「ごはんがおいしそうな所」で絞っていきました。

産院によっては「妊娠3カ月の初診の時に分娩予約を取らないとベッドが足りない」みたいな人気医院もあるみたいですので、早めに目星をつけましょう。

無痛分娩は麻酔で痛くないように産む出産方法で、たぶん通常の入院費に加え20万ちょっとくらいかかります。
とにかく身体とメンタルへの負担を減らしたかったので無痛のつもりでした。
うちの産院は無痛分娩する場合は予定分娩といって、予定日にある程度近くなったら陣痛誘発剤を入れて産む方式だったので、予定が立てやすくてよかったです(実際には予定日の2週間前に帝王切開となりましたが)。
「生まれてくる日を産院の都合で決めてほしくない」とかがあるのであれば、注意が必要かもしれません。
産院にどういう風に無痛分娩を行うのか聞いておきましょう。

ちなみに帝王切開も+20万ちょっとくらいかかることが多いみたいです。
逆子・通常分娩で生まれた私でしたが、今の時代は逆子は帝王切開することが多いみたいです。
うちの産院の場合は入院日数も長くなるので、そのぶんかなぁと思っていました。
こちらも2週間ほど前に担当の先生と話し合って「この日に帝王切開しましょう」と予定しました。
逆子が治らなそうだったら誕生日は産院と相談して決めるものと思っておきましょう。

個室が良かったのは「産後、母子同室の複数人部屋だと夜中に赤ちゃんが泣いたときに回りの妊産婦さんにめっちゃ気を遣う」ということを先輩から聞いていたからです。
実際、切迫早産の入院は4人部屋だったのですが、産後は「前の部屋みたいな環境で赤ちゃん泣いたら申し訳なさすぎるな……」というのは感じましたね。

通いやすいところが良かったのは言わずもがな、遠すぎると妊婦検診やらなにやらが面倒になりそうだったからです。
妊婦検診を家の近くの医院で受けて、出産は別の産院で…という里帰り出産向けの仕組みもあるにはあるのですが、わたしは超絶人見知りなので慣れたところで産みたいと考えていたのもあります。
結果的に候補に残ったのが小児科や内科もある病院だったので、アカンチャが成長していくにあたって長くお世話になれそうだったのも決め手の一要素ではありました。
実際産後入院中に「ちょうどいい時期ですしインフル予防接種受けときます?(内科)」とか「ビタミンKシロップの飲ませ方の説明(小児科)」とかのケアも受けられてありがたかったです。

ここで一つ注意なのですが、産院によっては分娩予約の際に前金が必要な場合があります。
私の産院は20万円で、「直接支払制度もあるので余ったらあとでお返ししますね」みたいな感じでした。
人気産院のキャン待ちして、そっちが取れたらドタキャンする人がいたんでしょうね……。
が、もともと無痛分娩の予定だったのと、結局帝王切開したので、最終的には端数をちょっと払うくらいになりました。

入院期間は大体4日間~6日間くらい。
産院によって違うと思うので、妊婦検診の時に聞きましょう。
帝王切開だと上記よりちょっと長めにしてくれるところも多いみたいですが、いざ長めに入院すると「早めに退院したりする?」みたいなことを聞かれます。
わたしは「内臓が傷口に圧をかけてきている状態で退院できるかァ!!!!」と思って最大まで入院しましたが……。

産後のマジ動けない期をどうするか

私の場合は帝王切開だったので、1週間くらいは腹部のすべての臓器が傷口に向かって「自分いつでも行けます!」みたいな圧をかけてきており、めちゃくちゃ痛くて本当のマジでトイレ以外動けなかった。

洗濯?ごみ捨て?食事作る?むりむりむり。
しゃがめもしないのにできないっスよ何言ってるんスか(マジの目)
多分自然分娩の人でも会陰は切ることが多いと思うのでしばらくは動けない。

こうなると取れる選択肢は3つです
①病院に全部お願いする
②実家で1カ月くらい暮らす
③パパが全てやる

病院に全部お願いする

これは入院中に見かけて「なるほどなぁ」と思った例なのですが、「産後ケア入院」ってご存じでしょうか?
知らないですよね、私も妊娠するまで知りませんでした。
「夜泣きがつらすぎるから1日だけ泊まって赤ちゃんの面倒見てもらい、その間自分はしっかり寝たい」みたいなことができる制度で、私が入院した産院でもやっていました。

うちの市は7日分の産後ケア入院が激安になる制度があり(似た制度があれば母子手帳貰うときに言われると思います)、産院にもよりますが1日あたり6000円くらいで1泊2日できます。

それを「産後の入院期間を延長する目的で7日間分全ブッパする」という妊婦さんをナースステーションの近くで見かけて、牛歩で廊下を歩けるくらいになっていた退院間近の私は「ほぉ~ん」と思ったわけです。
会陰切開だったり、帝王切開でもあんまり痛くなかった妊婦さんとかはこれでイケるかも。

産後パパ休暇はぜひ退院日から取ってください。
それでも産後1カ月は安静なので、やっぱり育児パパ休暇は取ってくれたらありがてぇんスわ……。

実家で1カ月暮らす

わたしはこちらでした。
1カ月健診くらいまで、授乳とトイレと食事以外で立ち上がらない生活をしてました。

一応お礼のお金は包みましたが「いやいや、当然のことしただけだから!!!」と受け取り拒否されました。
ありがてぇ……

育児パパ休暇はわたしが自分の家に帰ってから4週間で取ってもらいました。
「産後8週間以内」なので、期限までバッチリ取ってもらった感じですね。
当時から沐浴はパパの当番としており、それは今も継続してます。

パパが全部やる

イクメンここに極まれり。全部パパがやる方式です。
ごみ捨て洗濯掃除食器洗い食事の買い出し・準備、育児パパ休暇を取ったパパが全て行います。

入院後の産婦さんは完全に元通り動けるわけではない(パフォーマンスは通常時の10%くらいと思ってください)ので、慣れてない分野はヤバいかもしれません。
うちは旦那が料理だけは本当に尋常じゃなく拒絶しているので(なにがあったんだよ)、実家から家に帰ってしばらくはウーバーとコンビニとマック(私の大好物ではある)ばっかりでした。

この場合育児パパ休暇は「産後8週間以内」の前半4週間で取る感じになるかなと思います。

さいごに

これらの事項をめちゃくちゃ時間をかけて調べながら悩んだ記憶があります。
産院決めと休暇・それに伴う出費などのことがいろんなところにいろんなこと書いてあるからわっかんねぇんだ。
しかも制度の名前が似てるからぐぐっても違う名前のやつ出てきたりするし。
そういうので困っている人の助けになればいいなと思います。

おまけ

なんか「子供ができたことがわかったらタカラトミーの株を買っておけ」って聞きますよね。

うちは買ってなかったのでクゥ~~~って思ってるんですが、現にタカラトミー製品でデカめの買い物が2つあったので、余裕あれば新NISAの成長投資枠でどうぞ。
今みたら100株40万円くらいでした。
※参考(買ったもの)↓

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