シェア
うずのまき
2020年8月23日 12:40
▼前回のお話「わしが話しておる」手を振っている。「あ、どうも」と、僕はうなづいた。「日本語お上手なんですね!?」「わしは、日本語でしゃべってはおらん」「え?でも、聞こえるのは日本語ですよ?」気づく、「あ、誰か同時通訳してくれているんですね?ありがとうございます。」とお辞儀をする。「でも通訳の人、そこまで芝居がからなくてもいいですよ?」僕は、貴族風の外国人のキャラクターに合わせた言
2020年8月24日 08:16
▼▼前回のお話はこちら▼▼▲▲前回のお話はこちら▲▲もはや都市伝説級の家系の人に出会うとは思わなかった。ただ、気になるのは「祖」だということ。鼻の軟骨コリコリが、体の震えに呼応するかのように大きくなってきた。「シロートシルト老、一つお聞きしてもいいでしょうか?」無意識のうちに敬語になっている。「そこにいる、タマーネギーさんやクロックラーさん、おそらく他の3人も、祖ですよね?」「おお