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ホメオスター室故障中
冷え性に関する本を読んでみた。マダムが読むような健康本だ。
私の体温は、なぜこんなに低くなってしまったのか?
ずっと疑問に感じていた。
その現象は、私だけではなく実は日本人が抱えている問題で、昭和に比べて徐々に体温が低くなってきている傾向がある。隠れ貧血ならぬ、潜在冷え性みたいな感じで、男性にも多く存在しているよ、とサラリと書かれていた。
気がついたら冷え性になっていた。
「寒気がするーっ、熱が上がってくるに違いない!」と、体温を計ると35度3分。酷い時は〈測定不能〉のエラーが表示される。熱はなくて、体温が低すぎてくる寒気というのが日常と化している。
私は学生の頃までは足がボウボウして布団から足を出して寝ていた。体温は37度近かった。なのに今は湯たんぽに靴下がなければ眠ることが出来ない。手足はいつもキンキンで「蛇。爬虫類みたい」と言われる。寝起きで太陽に当たるとホッとする。ミーアキャットか。
読んだ健康本には、体温が低下してしまった原因の一つに冷蔵庫の存在を挙げていた。冷やしたものを食べ過ぎているからではないだろうかと、当たり前のように書かれていた。ビールをキンキンに冷やして飲むのは日本だけで、海外でビールを注文すると常温で出てくるらしいので驚いた。何でも冷やす弊害が体温の低下を引き起こしているのではないか…ということだった。考えてみると何でもかんでも冷やして食べるのが好きだ。冬でもアイスを食べるし、年中アイスティー、アイスコーヒーなどを常飲しているし、真冬でも冷やし中華が食べたい。
冷えは万病の元。未病を引き起こし、それはあらゆる不調の元となる。まさに病気の元なのだ。怪しい領域の民間療法は信じることは出来ないが、冷えが体によいはずがないということは間違いのない事実だと思う。
ガンになった部位を切除して10年以上経ったけど、また再発するんじゃないかという恐怖心が常につきまとう。少し調子が悪いとハッとしてしまう。精神衛生上よくない。
そういうことで、2年前から温活を始めた。
日常に「気持ちいい」を、散りばめていくのだ。
白湯、番茶、生姜湯、紅茶。湯たんぽと靴下、レッグウィーマーを準備して寝ている。日中はタイツとメリノウールの靴下が欠かせない。足先と下半身を温めると、蛇と言われるくらいの指先にも、少し血が通っているのを実感する。近いうちにメリノウールのタイツ、シルクの肌着を試してみたい。
筋肉の量を増やすために運動を始めた。まだ体温に変化はないけれど以前よりも体が冷えなくなった。自分の体の管理は自分で。「気持ちいい」を集めていこうと思う。