ちょこちょこルースター・マン
「さあ、まき終わったぞ」
今年も鳥インフルエンザ対策の消毒液撒きだ。
ケリーとミノは自らの足を消毒したあと休憩してミルワームをつまんだ。
「ミノ、ミノ。俺が見染めてた雌鶏がいなくなった。」
ケリーがおろおろしながら話しかけてきた。
「落ち着け、ケリー。そいつは雌鶏だろう。お前と添い遂げるのは無理だ」
無理もない。ケリーは元は雄鶏だ。雌鳥に恋するのも自然なのだが…
鼠達がひしめくなか、ケリーは蹴爪で1匹づつ確実に仕留めていく。
卵や雛鳥に被害が出たのだ。
容赦なく始末し終わった後、ミノと対策を話し合った。
続く
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