Ever17が蘇る

昨日、ドラクエⅢをプレイしていたところ、ネットニュースを見ていた夫の口からとんでもない情報が飛び出した。
ゲーム中に話しかけてくんなとか思ってごめん。

私が心酔して止まないADVゲーム「Ever 17 - The Out of Infinity」が、来年リマスター化されるというではないか。
しかも「Never7 -the end of infinity-」も同時に。
Switch向けパッケージ版限定でこの2作品がセットになったものも出るらしいし、なんならサントラ付きまで出るという。
私は当然のようにセットでサントラ付きの限定版を買うつもりでいる。

そもそもEver17とはなんなのか。
一部のゲーム好き以外に通じていないかもしれないので一応説明しておくと、2002年に発売された恋愛アドベンチャーゲームで、『infinity』シリーズの第2弾としてドリキャス版とPS2版が出たのが最初だ。
第1弾が前述にもあるNever7、第3弾としてRemember11、その後code_18があり、この『infinity』シリーズに続く『integral』シリーズとして12RIVENが出ている。

そのため、なぜこの2作品のみのセットなのだろう？
どうせならシリーズまるっと1セットにしてくれたらいいのにと思うのだが、そこは色々あるのかもしれない。

まぁ、その辺はもうなんだっていい。
私は大好きなつぐみにまた会えるのがとにかく嬉しい。

Ever17は私が高校生の時に発売されたゲームで、当時DC版もPS2版も両方手に入れたし、なんならPS2版は時計付きの限定版を購入していた。
その後PC版も買って、Xbox360版もプレイした。
キャラソン(ドラマCD)も全員分買った。
ポスターも部屋に貼り、着メロも当然Ever17のものを入れていた。

今回のリマスターはXbox360版が元になっているようで、当時キャラの3D化に戸惑いつつもつぐみの新衣装や追加スチルに心躍ったものだが、複雑な気持ちになった3Dキャラは2Dになり、衣装などの追加要素は継承されるというから「これを待ってたよ！」という気持ちだ。

この作品に出てくるヒロインの一人、小町つぐみが私の最推しだ。
彼女が飼っていたハムスターの「チャミ」という名前は、今も私のiPhoneの名前として生き続けている。

アドベンチャーゲームをする人ならば、もしかしたらEver17という作品名は見聞きしたこともあるかもしれない。
恋愛ADVとしつつループモノの謎解きゲーでもあり「記憶を消してもう一度プレイしたいゲーム」などど一部でとても人気が高いから。

確かに初見プレイでのあの衝撃は忘れられない。
でも、記憶は消えなくても何度でも楽しめる魅力的なゲームなのだ。

主人公のタイプは正反対だし、ヒロイン達も各タイプ揃っている。
ストーリーの流れ的に恋愛要素はそこまで大きくない気がするが、謎を解きつつ推しがいるというのはいいものである。

当然この作品のみでも充分楽しめるのだが、より世界観に浸りたいのであればシリーズ通してプレイするのがオススメ。
そういう意味では、恋愛を絡めつつ和やかなシーンも多いこの2作品をセットにして、残忍な描写が増える次作を併せてこなかったのは納得だ。
導入としてはやはりマイルドな描写を好む層のほうが多そうだものね。

余談だが、私はこの作品で滝川悠先生を知った。
Ever17だけではなく、12RIVENにも携わっているイラストレーターさんで、パリッとキリッとした絵柄がつぐみとの相性抜群過ぎて最高なの(語彙力……)
ゲーム発売から年数が経っても、お忙しい中ちょいちょいつぐみ絵描いてくれてて、不定期ながらほぼ公式供給じゃん……神……と感謝しながら拝見している。

また、主題歌はシリーズ通して、そして同作品でも移植先ごとに違って、どれも良い。個人的にはやはり最初に出会った「 LeMU 〜遙かなるレムリア大陸〜」が最高だと思っているが、KAORIさんは他作品の主題歌もとても良い。
どうにかAppleMusicで配信してくれないかなぁと日々願っているが、今回のリマスターを機に解禁になったりしないだろうか……

2025年3月6日発売予定らしく、Amazonではもう予約受付も開始していた。
私も早速予約を……と思ったが、Amazon限定特典があるなら他店でもあるのでは？　と思い、もう少し情報を集めてから予約したいなと思っている。

「Ever 17 - The Out of Infinity」および「Never7 -the end of infinity-」────
ぜひ、未プレイの方も履修済みの方もチェックしてみてほしい。