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『かがみの特殊少年更生施設』をチームで挑んだら最高だった話と進め方について

藤の花が綺麗な4月中旬~5月初旬、『かがみの特殊少年更生施設』をXのフォロワーの皆さん総勢6名のチームでクリアしました。

クリアまでの過程がいままで遊んだどんなゲームとも異なり、個人的に最高の体験ができましたのでどんな風に遊んだかについて共有します。

本noteは主に自分たちの遊び方や気を付けたことについて書いており、作品についてのネタバレは一切ないのでご安心ください。
ただし遊び方を自身で考えるのも体験の一部だとも思いますので気になる方は読むのをお控えください。

『かがみの特殊少年更生施設』ってどんなゲーム?

少し前にXなどで話題になっているのを目にした方もおられると思いますが、どんなゲームかご存じ無い方も多いのではないでしょうか。
詳しい説明は省きますが、本作はいわゆる「ビデオゲーム」ではありません。

まずはこの方のポストを最初からご覧ください。これが全ての始まりです。

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本作は『Project:;COLD』シリーズや『人の財布』を手掛けるクリエイター集団「第四境界」が仕掛けた体験できるモキュメンタリーです。公開3日間で5万人を突破し、そのうちクリアしたのは約6%と言われていました。
https://daiyonkyokai.stores.jp/

本作をゲームと表現するのはやや語弊があるかもしれませんが、謎解きゲームの一種と解釈して本noteでは「ゲーム」と表現しています。

始めるまでの経緯

前述の通り、Xで話題になっていた時期に、「面白そうだな」とRPしたところを、今回のメンバーの一人の方から声をかけてくださいました。(感謝!!)
一番大変かもしれないメンバー集めを、そんな幸運かつ他力本願な形で乗り越え、遊ぶことができる運びとなりました。

つまり以下は全てオンライン上の友人と遊んだことが前提です。リアルの友人やご家族と遊ばれる場合はより良い遊び方があるかもしれません。

進め方

使用したのはDiscordGoogleスプレッドシート日程調整ツール録画ツールです。

週に1回、みんなでDiscordに集まり、ボイチャとテキストチャットで議論しながら攻略を進めていきました。

Discordはみんなで攻略を進めるための機能が揃っていました。
まずDiscord内に専用のテキストチャンネルを作り情報共有の拠点にします。
チャンネル名をそれっぽい感じにすると臨場感が出ますね。

集会中は、1名が常に画面共有をしていました。こうすることで各自が思い思いの調査をしながらも、現在の攻略箇所の道しるべとして機能していたと思います。
また、参加メンバーの方には、テキストチャットのみでのご参加の方もおられましたが、みんながテキストチャットにも気を配ることにより、大きなコミュニケーションの問題は発生しなかったと思います。(テキストチャット側の方はそれなりのご不便はあったとは思いますが)

その他、テキストチャットにはその場で気付いた情報や画像がどんどん上げられていました。
攻略に関わるので詳細は書けませんが、メンバーの皆さんのスーパーテクニックをリアルタイムに見ることができて、その様子に「俺たちは謎解きアベンジャーズや…!」という興奮を覚えていました。

一方、テキストチャットはログがどんどん流れていくので情報を俯瞰しにくいといった問題があります。
これを解決したのがスプレッドシートです。
スプレッドシートをみんなでいじるのが本当に面白かった!
スプレッドシートは総合的な情報共有シートを用意したうえで、全員が編集可能な状態からスタートしました。
その後、自然とメンバーが各自のシートを作り、各自のシートで進めた考察を持ち寄るようになっていきます。

集会中に皆がリアルタイムに編集し、表や考察がダイナミックに出来上がっていく様子は「すごくうまく進行している会議」をしているような高揚感があり、これまでにないゲーム体験でした。

スプレッドのシートの内容も最高なので紹介したいところですが、ネタバレになってしまうので書くことができません。「人物の■■■■■」とか「サ■■■■■」とか「マ■■の■■表」とか作っていました。

その他、日程調整ツールで次回の集会日時を決めた他、集会時の会話などはOBS等で録画を行い、Youtubeに限定公開でアップすることで振り返りができるようにしていました。

気を付けたこと

ダイナミックに状況に対応していくことも醍醐味の一つだと思いますので基本的にはルールをガチガチに固めず、変化を楽しむスタンスだったと思います。
ただし、皆さんが楽しめることが最重要であるため、最低限以下のことに気を付けていました。

  • 集会外で攻略を進めすぎない
    おそらく一番重要ではないかと思います。メンバーの方はそれぞれ異なるライフスタイルがありますので普段本作に割くことができる時間も人によって異なります。
    皆ができるだけ足並みを揃えて攻略ができるように、各自が気を付けていました。
    それでも完璧では無かったと思いますが、ガチガチにするとそれはそれで窮屈になると思いますので努力目標くらいが良いのだと思います。
    なによりそういった意識を共有しておくことこそが大事なのだと思いますが、皆さん思いやりのある方ばかりでしたので取り越し苦労だったかもしれません。

  • 最低限の進行役は必要
    自由な場で変化を楽しみましたが、最低限の進行役は必要かと思いました。
    次回の日程調整役や、集会開始時の話のきりだし、集会終了時の締め役とか。
    とくに終了時の締めが大事かも。無限に謎が出てくるので辞め時を見失いがちなので。

  • ネタバレを踏まないように
    話題になったゲームゆえ、検索エンジンやX上で、本作の固有名詞を検索しようものならほぼ間違いなくネタバレにヒットしてしまいます。
    ネタバレを踏んでしまうと体験を大きく損なってしまうことは間違いないのでこれから遊ばれる方もくれぐれも慎重になるようメンバー間で意思疎通した方が良いと思います。

もしもgoogleで検索したいことがある場合、以下のように「-」を使って除外していただくとほぼネタバレを回避することができると思います。

ここに検索したいキーワード -かがみの -site:twitter.com -site:x.com

作品の感想(ネタバレなし)

よく作り込まれていて、複数名の謎解き大好きメンが寄ってたかって遊んでも十分に耐えうる内容でした。
不満点はなくはないけど終始楽しく遊ぶことができました。
内容についての感想は別の機会に書けたらと思います。

おわりに

いろいろと書いてきましたが私が取り仕切ったわけでなく、メンバーの皆さんが協力して工夫されたことをまとめただけに過ぎません。
まとめた内容通りには上手くいっていなかったこともあると思いますが次回同じような機会があればもっと楽しくできるようにしたいですね。

最後に、今回いっしょに遊んでくださったメンバーの皆さんと、第四境界さんに感謝申し上げます。
お陰で最高の体験ができました!

皆さんも「気づいて」さんの言葉に耳を傾け、謎を解き明かしてください。


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