子どものOuter Wilds進捗メモ その2
Outer Wilds Switch版のパッケージソフト購入を機に我が子がプレイを開始しました。
毎日宇宙であった出来事を喜々として伝えてくれるのがこちらもうれしい。
その思い出を残しておきたいのでnoteに記録を付けていくことにしました。
しかし本作は主に言語面の理由(漢字とかよりも小難しい表現が多いから)で、小学生にはかなり難易度が高いと思われるのも事実。おそらく結末まで辿りつくことができないと思いますのでご容赦ください。
こちらは進捗メモの2記事めです。過去の記事についてはこちらをご覧ください。
その1
紹介
子ども
・小学校中学年
・漢字は不思議と学校で習っているもの以上に読むことができる
・こわがり
・Outer Wildsは数年前私のプレイをちょくちょく見ていた。本編とDLCのラストのシーケンス部分は記憶があるかもしれないが、少なくとも手順はわからないはず
・Outer WildsのBGMが好き
・とてもいい子だけど決してゲームや謎解きが得意なわけではないと思います。地力でクリアしたゲームはピクミン3~4、マリオ、ティアキン、大神、ポケモンSV、テラリアなど
わたし
・Outer Wildsは本編、DLCともにクリア済み
・だけど細かな攻略は憶えていないためピンポイントのアドバイスはしたくてもできないはず
・いつもプレイを見ているわけではないですが、子どもが沢山報告してくれるのである程度状況は判断できるかも?
ネタバレについて
ここから先はネタバレだらけです。ご注意ください。
Day5
・宿題が長引いて就寝の時間になってしまった。
・OuterWildsをプレイしたくてくやし泣きしてたので、1回だけ宇宙行こうか、と提案するときらきらして喜んでいた。
・子ども「今日は木の炉辺からFeldsparのハーモニカが聴こえるのを突き止めたいんだ」
・Feldsparの大ファンなんだよこの子は
・シグナルスコープを頼りに木の炉辺を歩くと音の発生地点を発見
・子ども「闇のイバラと同じものがある!」
・Tektiteの話を聞き、リトルスカウトを何度も打ち込んで、「”重複信号”って表示された」「アンコウがいる」「アンコウになぜか木が生えている」「焚火のようなものが見える」ことを発見していた
・どういうことだと思う?と子どもに聞いたところ、彼の推理は以下のとおり
あと、Tektiteの義足を見て、幽霊物質で足を失ったというのはこの人だったんだ~と言っていた。よく気付くね…
きっちり1回、22分の冒険を終えて、航行記録を一緒に見て就寝した。
Day6
・今日も宿題が長引いたため1航海。
・どこに行くか決めていないからGabbroに挨拶するついでに巨人の大海を探索するとのこと。
・Gabbroのそば、彫像工房屋上付近のNomaiのテキストを読んでいた
・子ども「このNomaiの文字、ほかのところと雰囲気が違うね」
・私「!!!どんな風に違うの?」
・子ども「他のところよりも文字がぐにゃぐにゃしてる」
・私「それってつまりどういうことだと思う?」
・子ども「研究者の会話みたいだから、研究者は字が上手じゃないんだと思う」
・研究職の皆さんに失礼で笑ってしまった。惜しかったけどすごいことに気付いたと思う。私はクリア後に教えてもらうまで全く気付かなかったよ…
・彫像工房の入り口に落ちているNomai像を見て、「これは目が開いてるね」と言っていた。
Day7
・今日も1.5航海
・子ども「木の炉辺に落ちてる闇のイバラのかけらについての航行記録がね『闇のイバラ』側の航行記録に紐づいていたんだよ」「ぼくはそれだけで闇のイバラに行く決心がついたんだよ」
・木の炉辺に落ちてる闇のイバラのかけら=闇のイバラそのもの ということには気づいていない様子。文字通り線が繋がっていることだけが理由のよう。
・あんなに怖がっていたのにね
・闇のイバラに行くがやっぱりこわくて進めない。「死んでも平気なんだからどんどん行ってみなよ」我が子にこんなに死ね死ね言うなんて。
・一回アンコウにぱくり。
・二回目。ハーモニカの信号をたどり、奥まで行ったが探査艇が入れない小さい種。そこにもう一度リトルスカウトを投げ込んでみると、昨日みた焚火らしき写真が。
・小さい種におもいきり体当たりしてみたが中に入ることができず、あたりを見回して「重複信号」があることに気付き、そちらに向かってみることに。
・焚火の場所に着いた!!しかもアンコウに遭遇せずに。こんなに簡単にたどり着くとは…
・焚火の場所にはやはりFeldsparがいた!興奮して小おどりをはじめる。時間がないから話を聞いてごらん。
・一通りの話を聞いたところで、私の方から「仲間が話してくれることやNomaiの文章はひとつひとつに大切な意味があるかもしれないから、それぞれよく考えてみるんだよ」と伝えた。
・大きなツタを辿っていき、大破したFeldsparの探査艇を発見し「昨日のぼくの探査艇と一緒だ!」と喜んでいた。(昨日巨人の大海で放置していた探査艇がいつのまにか大破していて笑っていた)
・ツタの空洞を辿り、あと少しというところで超新星爆発。
・今日の航行記録を見ながら、子どもの推理もろもろは以下の通り
・最後に少し集落をうろつき、HornfelsがFeldsparの生存をすごく喜んでいたのを見て終了。
・OuterWildsが最高と言っていた。「色んな場所を探検できるし、謎解きって感じなのもいい、宇宙ってところがいい」とのこと
Day8
・Gabbroに会いに巨人の大海へ。
・ちなみに巨人の大海の水中に一瞬潜っていたけど海中に見えるものに対して特に不思議がる様子がなかったので確認したところ、ビリビリしているものと赤い物体が見えることは以前から知っているそう。
・つづけて闇のイバラの続きを探索することに。難なくFeldsparのもとへ。
・そこから大きなツタから空洞へと辿り、赤い物体の場所へ
・Feldsparの手記から、クラゲの内側は絶縁に使えるということを知った様子。また、巨人の大海の水中に見えた赤い物体がクラゲだということも理解した様子。(このギミックを用いて巨人の大海で行うべきことについてはまだ全くしらない)
・クラゲの死骸の場所から落ちると、闇のイバラの外に通じていたことを知る。このツタの一連の道から『宇宙の眼』に行けると考えていたため肩透かしを食らった様子でループ終了
・しばらく目を離していると、闇のイバラの脱出ポッドにいる!
・パンくずライトを辿って『Nomaiの墓』へ!
・スムーズすぎてこわすぎる
・小さい種にリトルスカウトを打ち込んで、船があること発見
・この船に行ってみたいようだが、しかしここから何をしていいかわからない。
・2,3回ループしたのち、小さい種にリトルスカウトを打ち込んだとき、重複信号が出ていることに気づき、信号の示す先にある赤い光の中に「行ってみることに(ただしリトルスカウトを回収した状態で)
・行った先はアンコウの巣窟で、突入した瞬間ぱくりと食べられてしまい探索を断念。
・しばらく目を離していると(本日2回目)、巨人の大海の『量子試練の塔』に!!
・どうやって辿りについたの?と聞いたところ「大きな竜巻に入ろうと何度もいろいろやってるうちに入れた」とのこと。
(メモ:そもそもなんで竜巻に入ろうとしたのか聞いたところ、量子の信号が大竜巻の中から出ていたからとのことです。)
・「量子物質の観測と量子イメージの観測は同じ」について。「イメージってなに?」と質問された。
・ヒントにならないように答えないといけないと考えたが、海外製ゲームなので英語ベースの意味を伝えるべきだと思い、以下のように回答した。
・「頭で想像することとか、石像、絵や写真とかも含めて、実物ではないけど複製したものであったり、そのものを表わしたもののことだよ。」
・すると少し思案した後リトルスカウトで写真を撮影しながら進み始めた。
・「イメージ」という言葉は日本人にとっては「想像」という意味が先行していて結構不利なんだなと感じました。英語圏の人にとっては割とそのまんまの意味なのに。小学生ならでは疑問で良かったと思う。
・順調に進んでいたが最後の2つの石を使った仕組みがわからず終了。
・今日もびっくりしたなあ。
Day9
・早速『量子試練の塔』に。
・子ども「最後の試練のやり方を考えたんだよ!」
・どうやるのか見守っていたところ、一つ目の石を登ったところでその石を撮影して固定し、もう一つの石を適切な場所に移動させて見事に登り切った!
・満点回答すぎてすごいです…
・見事に『量子試練の塔』をクリア。
・子ども「Nomaiが量子巡礼の旅の前に来るんだって。巡礼?」
・私「神様とか信仰しているものの聖地に行ったりすることだよ」
・『脆い空洞』の外殻南極付近にたどり着き、Riebeckのテープレコーダーを読んでいた。
・しばらく目を離していると、空中都市にたどり着き、「アンコウの化石に行けばアンコウの対策がわかる」ということを知り、子どものテンションが上がる!
・アンコウの化石のことは知っているの?と聞いたところ、「化石は見たことがあるんだけど行き方がわからなかったんだよ~」とのこと。
・ここでついでに「踏み石の洞窟から行くことができる」「だけど明るくしておかないとわからない」という情報も得た。
・すると、今度は『燃え盛る双子星』のアンコウの化石のもとに行く。おもむろにアンコウの化石にリトルスカウトを設置し、写真を撮る。
(多分ですけど量子試練的な発想で設置したのだと思います。明かり効果を意識している様子では無かったです)
・更に『太陽なき街』へ向かい始める。
・私「『太陽なき街』への行き方も知ってるの?」
・子ども「うん、もう知ってるよ~。もうすっかり覚えちゃった」と言いながら、救命ポッドからRTAのようなスピードでたどり着く!
・子ども「踏み石の洞窟ってどこだろう?」と言いながら、太陽なき街を5分程度ぐるぐる回り、パッと上を見上げたときに、リトルスカウトの明かりにより化石を発見。
・「アンコウは目が見えない」「子供たちは壁に背を向けて遊ぶ」「音に敏感」ということに注目している様子。
・子ども「アンコウは目が見えないから”エスカ”に触れたものを食べるんじゃないかな?」
・私「え、Esker??」
・子ども「そうじゃなくてアンコウのチョウチンのことだよ」
・私「そういう名前だったんだ!?」
・子ども「だから僕もアトルロックのEskerの名前でエスカのこと想像してたあはは」
・子どもは、「さかなクン」とか「ざんねんな生き物辞典」が大好きで、生き物のことに詳しいんです。
・そこからもうしばらく考えていたけどついに…
・子ども「アンコウは音に反応するんだと思う!」「だけどロケット噴射が強いと音がうるさいのか弱いとうるさいのかわからない」
・もう答えまで辿りついてるから、音の大きさについて実験してあげようと思い、台所に連れていきガスコンロの強火と弱火の音を聞かせてあげた。
・子ども「おおーありがとうわかった!ロケットが弱い方がいいんだ!」「昨日僕がアンコウに食べられた時も探査艇のロケット噴射が黄色く点灯していた」「ロケット噴射のランプがついてなくても進めるくらいの弱さができるんだよ!」
・私「いま子ども君は大人になっても使えるすごく大事な考え方をしたよ。」「いくつかのルールから結論を考える方法を演繹法、実際に起きたことから結論を考える方法を帰納法と言って、その両方を組み合わせたのは最高の考え方なんだ」と話した。
・子どもは、「アンコウの化石のことと実際にアンコウに食べられたことだね~!」と喜んで聞いてくれた。
・説教臭くてすみませんが、その時は忘れてもらっても構わないけど、いろんなことを学んでもらいたいので…
・「じゃあ最後は実際に試してみないとね!」
・『闇のイバラ』まで行き、見事アンコウを突破~~!!親子でガッツポーズ。
・だけどその先には無数のループ穴が…
・その後も子どもはどうしても船の位置を特定することはできず本日の航海は終了。惜しかったね。
(メモ:子どもの攻略を見ていて気付いたのですが、アンコウの化石の場所を発見するために、予めアンコウの位置にリトルスカウトを設置したこと自体も、船を発見する手順にヒントになっていたんですね。本当によくできたゲームです。早く本人もこれに気付いてほしいな。)
余談です
・今日はNomaiの文章をよく読んでいたので「Nomaiってどういう人たちだと思う?」と、少し問答をしましたが、以下のような回答が。
子どもの想像力と好奇心が凄すぎて本当に驚かされている毎日です。