目標を立てること
ちょっと久しぶりのnoteですが、今日は「目標を立てる」ことについて書いていきます。今日も、00:00 Studioで配信しながら書いていこうと思います。
1. 目標とは
目標を立てる、多分これに反対する人は少ないと思う。全ての価値判断、行動判断になるから、目標が無い人よりもある人の方が効率的に判断・行動できる、みたいなことがよく言われているような気がする。そして、今自分自身が必要としているのは、生きていく上での「目標」。
「目標」と「目的」は、同じ意味のような気はするものの、目標はもう少し具体的なもの、と勝手にイメージしている。
2. なぜ今、目標なのか?
一年の初めに、今年の目標を立てましょう、一年の計は元旦にあり、こんな言葉をお正月によく聞く。今年ほど、その言葉を重く受け止めたことはなかった。なぜか?
2020年後半、ちょっと人生の袋小路に迷い込んだ自分は、色々な友人・知人に自分について率直に意見を聞いていた。一体、自分はどんな人間なのか?なぜ、自分と付き合ってくれるのか?
反応は結構率直なものが多くて、正直凹むこともあった。笑
ただ、人格を否定するようなものはなく、どちらかというと言われて凹んでいる自分を見て、みんな楽しんでいる、みたいな感じ。
そんな話を聞いてまわった1人に、アメリカ時代に出会った後輩がいた。
この後輩、自分よりも先に日本に帰って、アメリカの会社の日本子会社に就職してからメキメキ頭角を現して、今や若くして日本子会社の執行役員。その親会社であるアメリカの会社は、ある分野で世界一の企業。すごいですね〜!
そんな彼は、未だに自分のことを慕ってくれていて、半年から一年に1回、飲みに誘ってくれる。そして、大抵の場合、自分に説教してくれる。
彼と前回会ったのは、人生の袋小路に入り込んでいた2020年10月のこと。場所は、新橋の焼き鳥屋さん。
彼に会う前から、色々な人に自分のことを話していたので、それを踏まえて彼にそれまでの自分が感じていた自分のことを伝えた。
・他人に決定的に興味がない
・結果、相手が何をして欲しいかを考えていない
・そして、カスタマイズした優しさを持てない
はい、本当に自分が嫌になります…。
こんなことを伝えながら、彼には何て言われるのか、いつもみたいにもっと本質的なダメ出しをされるのか、ちょっとドキドキ・ワクワクしながら彼の言葉を待っていた。すると、
「成戸さん、自分の魅力、分かっていますか?」
?、魅力?、いや、さっきから散々自分のダメなところを話したはずだけど?
「残念なところが、本当に素敵なんですよ。こんなに残念な人、僕は見たことがない。だから、助けてあげたくなっちゃうんです。」
?、残念なところ?、確かにさっき、色々と自分のダメっぷりを伝えたけれども、それは内面の話で、どちらかと言うと、昔から何でも出来ちゃうタイプで、なんなら人よりもすごいね、って言われる人生を送ってきたけども?
「残念なところを隠さないから、それを助けよう、何か他にも困っているんじゃないかな、そして、気付いたら好きになっているんですよ!」
ここまで言われたので、さすがに彼の言葉の意味をゆっくり考え始めた。残念な自分、どういうことだ?いつ彼は、自分の残念なところを見たんだろう?
はっ!? 彼と出会ったのは、アメリカで働き始めたシカゴの会計事務所、あの時は大変だったな。クレジット・ヒストリー(信用)が無いから、クレジット・カードが持てなかったな。最初のカード、上限が2万円だったな。一緒に出張に行って、飛行機乗り過ごして、あたふたしていた自分とは対照的に、航空会社職員とその場で友達になって、タダで次の飛行機のチケットを2人分彼が入手してくれたな。
確かに、今までの人生、残念な部分が表に出てくるような場面は少なかった。でも、アメリカで1人で生活を始めた時、あの時は本当に何も分からなくて、ただただ困っていた。そして、何も出来なかった。だから、いつも彼はそばで助けてくれた。
そうか、彼は自分の残念な時をそばで見ていて、知っているんだ。決して、自分の残念なところを隠そうとして生活しているわけではないけども、表面的にはなんでも上手くこなしてしまうために、周りの人は自分の残念な部分に気付いていないんだ。
やっと、そのことに気付いた自分は、次の瞬間、こう思った。
「俺は、なんて幸せ者なんだっ!」
さて、話はここで終わりそうなんだけど、タイトルは「目標を立てること」。全然今のところ繋がっていない…。ご安心ください、幸せを感じた次の瞬間、彼はこう言いました。
「ところで、成戸さん、最近何を考えて生きているんですか?本当に好きだから、色々と助けてあげたいんですけど、最近、成戸さんが何を考えて生きているのか、全然伝わってこないので、助けようがないんですよね…。」
はい、ハンマーで後頭部を思いっきり引っ叩かれました…。
最近、自分でも感じていたんだけども、目の前のことをこなしているだけで、そこにどのような想いを乗せているのか、そのことで何を目指しているのか、その先に何があるのか、全然見えていない、むしろ、考えていない自分がいた。
そこに彼からこの言葉。自分の残念なところを目の当たりにしてしまった…。
3. 目標は?
2020年10月に彼と焼き鳥を食べてから、年末年始を挟み、今は2021年1月11日、世間は成人の日。Twitterには、毎日自分が大好きな人たちがものすごいパンチ・ラインを繰り出していて、自分の心は毎日揺さぶられている。
もちろん、何回も目標を立てようと試みてみたものの、結局今日現在、まだ自分の納得いく目標を立てられていない。
時間が無いからなのか?真剣に考えていないからなのか?目標を立てられるほど、行動が伴っていないからなのか?
はっきりしているのは、この時点で目標が立っていないこと。その原因は、自分の感情の動きをしっかりと分析していないからなんじゃないかと思っている。ものすごい解像度の低い目標みたいな目的みたいなものはある。でも、もっと感情が動く瞬間、今風にいうとエモい瞬間をしっかりと振り返って、言語化して、そこから見えてくるものを時間をかけてとりあえずやる、そんな2021年にしていきたい。その先に、もっと解像度の高い目標が見えてくる、と今は信じている。
早く、目標が立てられるといいな…。
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