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ブレずに一番であれ

売れるもマーケ 当たるもマーケ マーケティング22の法則/アルライズ、ジャックトラウト

表紙

1994年出版
現在第54版というバケモノ
Kindleは無いので紙本を買った
おもしろすぎて3時間で一気に読了

売れる/売れないの全てが詰まってる神

【要点】
一番手の法則
商品の優劣はジャンルの一番手に敵わない。
心に入り込んだ最初の商品を優れた商品と知覚するから。
マーケティングは知覚を巡る戦いで商品を巡る戦いではない。

例外として、一番手よりも心に入りやすい方が強い。一番手は真っ先に心に入りやすいから有利という話。

カテゴリーの法則
既に二番手の場合はカテゴリで一番になれるものを探す。
「どこが新しいか」を考えアピールしていく。
なぜその自分が選んだ新たなカテゴリが顧客におすすめかを説く。

集中の法則 独占の法則
売り文句を作れ。そしてパクるな。

梯子の法則
顧客の心のハシゴのどの位置に自分がいるかを考え、それにあったマーケティング計画をする

二極分化の法則
マーケティングの本質は知覚だけど、多くの人が商品の戦いだと信じてることによって、上位2ブランドのみが生き残る現実がある

対立の法則
No1のマネではなく人気のエッセンスを見つけ反対のものを提供する。
すると、 No1を買いたがらない層のマーケットを取れる。
意図的に正反対のシェアを狙っていく。

製品ライン拡張の法則
色々手を出すと短期的には良いかもだけど長期的にみたら墜落する。顧客は何の人として知覚しているかを思い出すこと。
新しいブランドを作るには、一番手の法則などに則って行う(大事)。市場に乗っかるだけだと安直に製造ライン増やして詰む。

犠牲の法則
他に手出すな! 「製造ライン、ターゲット、サービス内容」
ターゲットは即商品を買う顧客のことではない

正直の法則
「自虐→その分こうします」はすぐ伝わる
ただし自虐は世間の共通認識である必要。

【感想】
驚愕の一冊。目から鱗。物事の見方の解像度が上がった。

同じことをせず、カテゴリを変えて一番手になってそのカテゴリが良いと思う感情をよくアピールしていけばどのジャンルでも数字取れそう

新しいことをやる。
その際にネーミングを工夫して知覚してもらったり、謳い文句を作る。法則を破らぬよう運用していく。

逆にこのマーケティングの法則を理解すれば、企業の動きを見て上がるか下がるか、投資をするのに役立つのでは。

YouTubeも同ジャンルでも別の切り口を見つけたらチャンネルを分けた方が良さそうって思った→その中でも一番手の法則に則る必要あり

マーケティング努力は、既に顧客に定着してるコンセプトを利用すること、に注ぐ。

顧客はこの界隈のポジショニングをどう思っているのか(=梯子の法則)その思考を利用した行動に出る。

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