数弱者に出来る事
文系の学部に進もうと決めてから、ずっかり数学を学ぶことは無くなった。ということは、高3と大1はほぼ数学に触れていないのであって、もうすっかり完全に数弱者と化してしまっている。
先日、『学歴社会の法則』という本を読んだこともあって、数学やんなきゃなぁ・・・と、本屋へダッシュ。
『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』と、『東大の先生! 文系の私にも超わかりやすく高校の数学を教えてください!』を買って、読むことにした。
(なんという単細胞っぷり)
といっても、私は東大に行けるレベルとか、灘に行くレベルの問題を解きたいというわけではない。よく分からない、応用ばっかの問題をいきなり見せられることにアレルギー反応を示す私こと数弱者は、そういうのは無理だともう分かっているから。
新井一博さんの『学歴社会の法則 教育を経済学から見直す』には、
道具の習得の段階に、難問奇問で学習者を苦しめるのは最悪の教育です。(新井一博、2007、222)
とあるので、難問奇問は全力で避けつつ、数学の面白さだけを、実生活での活かし方を学んでいきたいところ。
数弱者に出来る事、それは、難問奇問を解く事では無いと思う。そしておそらく数学オタクみたいに、大学で勉強するようなマニアックな数学の領域に踏み込むことも無い。受験で学ぶ数学と、大学で学ぶ数学は、全然違うと聞いたことがあるので。
だから、数学を嫌いにならないように気をつかいつつ、数学を好きになれるようにしなければ、いやこの「しなければ」という意識がいけないな、数学を好きになれるようにほどほどに努力することにしよう。
といっても、もう『東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!』は読み終わっているので、さっそく、高校数学の方を読もうと思う。
幸い中学数学はR16、高校数学の方は、R18だけれど、19歳なのでギリギリセーフ・・・!(?)。まぁまだ18歳であった大学一年生の時でも、この本を買っていたら読んでいたただろうが・・・。
特に、中学数学の方で面白いな感じたのは、ピタゴラスの定理の証明を用いながら、幾何について勉強することが出来たことだ。
ほんの少~し、数学への嫌悪感を薄めることは出来たが、まだまだ数学と聞くと、「え・・・」となることには変わりないので、しばらく鍛錬(?)が必要に鳴りそうだ。
しかしながら、英語や国語と同じくらいに、スラスラと人に教えられるようになるか、いささか疑問である。(お前、塾で数学担当しとるんちゃうんかぼけぇ)
はい、塾講師ですが数弱者であることには変わり在りません。英語担当の時はテンションがありますが、数学の時は少し落ち込みます。やはり私は数弱者のようです。
数学の出来る人がうらやましいです。
誰か・・・、数学の面白さを・・・教えてくれる人いませんか。代わりに英語の面白さなら教えてあげますから・・・!ずっと語りますから・・・!
と
今日も大学生は惟っている。
引用文献
新井一博.2007.学歴社会の法則 教育を経済学から見直す.光文社新書