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I speak «an» English ?

「旅するニホンゴー異言語との出会いが変えたもの」を読んでいた時。

こんな記述を見つけた。

英語はもともと、イギリスのイングランド地方で使用された言語だったが(英和辞典のEnglishの項目では、たいていこのように説明される)、現在では英語はイングランドの範囲をはるかに超えて、イギリス国内にも多様な方言があり、またアメリカやカナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国など、海外の多くの国でも母語として使用されている。渋谷勝己、2013、「海外に飛び出した日本語」、『旅するニホンゴ』、井上優編、岩波書店、15

この記述を見る限り、「英語」にも非常に多くの種類があることが伺える。

とするならば

私が喋る「英語」も、その種類の一つに過ぎないのではないだろうか。

「I speak English」

というけれど、私は別に英国の文化やレアリアを熟知しているわけではない。

私は話している英語はおそらく

「an English」。

数あるなかの「一つの英語」、いわば「英語変種」。

English variant

ともいうべきか

だとするならば

私が話す日本語も、ある意味で「変種」なわけである。

英語の単語も、もしかしたらロシア語やドイツ語の単語も混じっているかもしれない。

今日も大学生は考えている。




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