精通から墓場まで色の奴隷
好きなバンド紹介 #2
寒いすね。すごいタイトルつけてるからにはアツいバンドの話します。(歌詞引用です)
今日書くのは大大大好きなバンド、
バズマザーズです!!!
もちろんその前身というかボーカルの方の前のバンドであるハヌマーンも大好きなんですが、最近はバズマザーズの方をよく聴くので書かせていただきました〜嬉しい。バンドというよりもとにかく僕はこのバンドのGt.Vo.山田亮一さんが大好きなのです。1番最初に知ったのはハヌマーンの『アパルトの中の恋人たち』でした。これまたSpotifyで勝手に流れてきたんだからあっぱれSpotify。
ちょっと前に大麻使用で世間を騒がせた山田亮一さん。来歴も結構壮絶なので調べてみてください。そんな人生経験からか、語彙がハンパなく、常人では考えられないような詞が曲中の至る所に散りばめられています。前回紹介した赤い公園からは現代の小説みを感じますが、山田亮一さんの曲は昔の文豪が書いたかのようです。「平成の阿久悠」を自称するだけありますね。
たとえば、
「精通から墓場まで色の奴隷」 初めて聴いた時びっくらこきました。「ゆりかごから墓場まで」は聴いたことあるけども。21になってそろそろ気づいてきましたがこの世界はマジで「色」に支配されています。芸能人が不倫すればメディアはそれ一色になる。そんなのばっかりで皆うんざりしている感じを出すくせに、結局はそういうのが大好物で、週刊誌はバンバン売れていく世界。地位も名声も「色」のためにある。結局人間は大きく分けると男と女。精通から墓場まで色の奴隷なんです(俺含め)。その前の歌詞は少し難しくて解釈できなかったけど、とにかくギターも超かっこいいんでこの曲大好きです。
次に!
この曲もかっこいいです。コーラスめちゃくちゃかかったギターもそれっぽい雰囲気出してます。金属的な恥ってなんだろう。鉄の味?血?それともアレ…。山田亮一さんの高度すぎる話を何千回と相手にしてもそれが伝わらず、行為後の虚無(賢者タイム?)も相まって泣きたくなっている様だと超個人的解釈しています。それでもまた金属的な恥だけあの娘の身体に消えていくと。いやエロすぎやろがい。
といったように、官能的な表現を上手く詩にし、そしてギターサウンドを用いてその曲ぴったりの音を作り出し、曲の全体的な雰囲気まで支配する山田亮一さん。ご本人も色気があって素敵な方です。
何より曲を聴いたりTwitter等を見ていて思うのが、山田亮一さんは強烈な自己愛を持っている方だと思います。これは決して悪く言っているのではなく、自分に酔っているからこそ書ける歌詞があると思うのです。あれだけかっこよくて、雰囲気があって、これだけのものを作り出せるというのは常人ではありません。自分が大好きで当然。ここまでは振り切れませんが自分も自分のこと大好きなので、それでいいんだと思わせてくれます。私もいつか恥じらいの殻を破って、自己愛に任せて何かを作ってみたい。映像の学科に入っているので、何かしらの形で自分!を丸出しにしたものを作りたいと思いました。