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オンラインに感じる“3つの壁”
昨年からのコロナ禍で、その状況に押されるように、オンラインが主たるコミュニケーションの場になってきている。今は、新しい仕事になり、テレワークもないし、やむを得ずオンラインに参加する場面もなくなり、プライベートで活動するなかで月1回程度参加するくらいまでになった。そうなると、生来の無精モノのせいか、オンラインに参加するのが億劫に感じるようになった。“壁”のようなもの、を「距離感」という言葉で表すとすると・・
人との距離感
人と人の“生きてる感”、なんていうか、体温を感じるのは、もちろんオンラインでは難しい。泥臭さ、人間くささみたいなもの。その代わり、顔がクローズアップされるから、表情は印象に残りやすい。良くも悪くも。そういう自分を見るのも抵抗があったりする。
会話の距離感
キャッチボールが成立しにくい。複数人で人数が多くなればなるほど、誰しも経験があると思うが、発言のタイミングのつかみにくさがある。発言しようかと思っているうちに、話題が流れて変わってしまって、言いたいことを言い切れなかったりがよくある。
話題の距離感
さらに、この流れのなかで感じる、話題の距離感。オンラインの場面では、どうしても、話の意味づけとか、意見としての成立とか、話としてのまとまりのようなものが求められるように感じる。そうなると、思ってたこと以上のことを語ってしまうこともよくある。結果として、オンライン上の空気のなかで、“その場面での自分”を作ってしまっていた、という展開。
“壁”を共有してみる
世の中のコミュニケーションにはオンラインでできることが求められるようになってきていて、もう、それが当たり前と感じるまでに変化している。必要な手段だと思うが、やはり、それだけでは、人と人が深めたり広げたりする関係性は成立しないと思う。個人的には“壁”と感じる距離感を、オンラインならではと理解したうえで、そのことをお互いに話してみる、という関わり方もできるのかなと思っている。